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児童相談所74日目。「大人と子どものウォーリーの探し方の違い」

 先日入所した子どもたち。お兄ちゃんが僕を待っていてくれた。入所初日がたまたま僕だったということと男同士っていうのもあって来てほしかったみたいだ。なんとも嬉しい話だ。

 今日は夕食のあと「ウォーリーを探せ」を二人でやっていたんだけど、この時

   子どもの視点がどこにあるのか?

 という面白い発見をした。
 ウォーリーを始めると、当たり前だけどウォーリーを必死に探す。もちろん一緒にやっていた子も必死に探すんだけど、僕はウォーリーだけをとにかく見つけようとしてたのに対して、その子はそのページに描かれている物語にも着目していた。

「先生!みて!ここ水がこう流れてて人がこうなってる!」とか「ここにカメラが落ちてる!」とか。

 僕はそんなのに目がいかずただただウォーリーを探すのに必死だったのに、子どもっていうのはそんなところまでみているんだなぁって思えた出来事だった。
 最短距離で結果ばかりを見つけようとするのが大人なのかな。いろんなことに関心を持っている子どもが少し羨ましくなった。

 子どもたちはそんな感じで、大人が気づかないところに目がいくことがあるし、大人が気づかないことに心痛める時がある。

 無意識にやったことや言ったことが、子どもたちにとっては深く傷ついたりとか後の人生に影響を与えていたりとかする。子どもってのは大事な時にまっすぐ見つめているのに、大人は大事な時に目を逸らすよね。

 子どもたちにはこうやっていろんなことに気付かされる。僕が学びに来る場所。
今日も勉強になっているここでの日々。明日は何に気付かされるのだろう。

いつも読んでくださりありがとうございます。いろんなフィードバックがあって初めて自分と向き合える。自分を確認できる。 サポートしていただくことでさらに向き合えることができることに感謝です。