ごくうが行く:石仏(?)が

ごくうの散歩は2コースある。緩い坂を上がるコースと下がるコスである。上がるコースには中学校があり、下校時と重なると、ごくうは可愛がってくれる人を探し、時には待ちながら、マーキングする。

上がるコースを選んだとき、ナンパチワワのさくらちゃんの家を過ぎると、三叉路に出会う。左上に行けば、竹藪を貫く間道に入っていく。右下に行けば、間道からの道なりに下がっていく。今は右側が擁壁のように石積みが、短いながらなされている。いつも木の葉や枯れ葉が落ち放題に落ちている。小木も枝を張り、側溝へ迫り出している。

自動車が辛うじて通れるだけの道幅である。その場所に、誰が持ってきたのか、突如「石物」が置かれていた。さすがのごくうもマーキングせず、避けて通っていた。

その石物は丸い大小2つの石のように、多分、作られている。上の丸みを帯びた石が、やや幅広の石の上に置かれているように見えた。上下の石の大きさは30センチ未満であり、石仏のように見える。しかし、非常に粗野に見える。が、確かに石仏の一種かと思わせるような形である。地域信仰の石仏か、疑問が押し寄せてくる。

側溝の鉄板の上に落ち葉が重なり、無造作に置かれていたが、翌日散歩の時には、整然と置き直されていた。しばらくそのまま置かれていたが、1週間経過した頃、辺りはきれいに掃除され、細道に落ちていた落ち葉も掃かれたのか、なくなっていた。小木も剪定され、道まで伸びているものはなくなっていた。

ごくうは綺麗になった小道をマーキングをしながら下っていく。そのまま行けば、公民館。近くで、ジョギング女子に会えるかな。