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妻の記録:チキン南蛮を料理したくなった

画像:南薩食鳥宮崎元祖おぐら「チキン南蛮」

宮崎県は第二の故郷である。戦後から小学校1年生夏までいた。宮崎県の郷土料理には覚えが全くない。農業をしていたので、母が見繕っては、食べさせてくれた。母の料理は食材を上手く生かしながら料理していたのだろう。まずいと言うことはなく、むしろ美味しかった。

母は宮崎にいながらチキン南蛮を知らなかった。一度も食卓に上がることはなかった。当時はチキン南蛮が生まれてまもなくだった。

宮崎を離れて父の故郷に帰ってきた。かなり年を取ってから宮崎に仕事に出かけた。当時は「かるかん」に出会えば、かるかんを買って楽しんでいた。宮崎駅の近くに菓子屋があり、「かるかん」を売っていたので、早速買い求め楽しんだ。

仕事の合間に、昼食を摂った。何を食べたかはもう記憶にない。通常のランチを食べたのだと思う。そのレストランで、「チキン南蛮」が出されていた。「チキン南蛮」は宮崎県延岡を発祥とするとあるが、自分にとっては、当時ようやく耳に届いた料理であった。

酸っぱい料理が好きで、お酢を使うチキン南蛮は食べたい料理となったが、妻は「アジの南蛮漬け」を作るのが好きだった。チキン南蛮を作って貰うチャンスは訪れなかった。一度出張の折、昼食にチキン南蛮を注文したことがある。しかし、それ以外はチキン南蛮に出会う機会はなかった。

妻が右手首を打ち身して料理を必然的にすることになった。昔取った杵柄で料理すると、今までにないものを出されても、妻は美味しいと言って食べる。

妻がしこたま食材を買いだめしており、冷蔵庫の整理に2ヶ月以上掛かっている。鶏肉もブロックで4個冷凍庫に入っていた。妻もカレー料理が好きなので、カレーと言えば、チキンだった。チキンパッケージ2個は、カレー料理で冷蔵庫から消えた。

他の料理にシフトしていったので、後2個のチキンパッケージは残ったまま。自分で作る料理メニューも10メニュー未満。新しいメニューを考えなければと思っていると、「酢豚」ならぬ「酢チキン」もあるかな、と考えたりしていた。「いやいやここはチキン南蛮でしょう」どこからか、声が聞こえた。

タルタルソースは大好きだ。でも、食べ過ぎるので、「食べすぎるものは作らない」をモットーにしている。それが、チキン南蛮を要求しなかった理由だろう。

①タルタルソース(タマネギ+ゆで卵+マヨネーズ)を作る。
②南蛮酢(砂糖+酢+醤油)をあらかじめ作っておく。
③一口サイズに切った鶏肉に小麦粉をまぶし、溶いた玉子に潜らせ、フライパンで焼く。焼き上がれば(余分な油は吸い取る)、②で作った南蛮酢を掛ける(しみこませる)。

多少の調味料と料理のノウハウを加味すれば、できるはず。明日の昼のメニューはチキン南蛮になりそう。

11月6日昼:なんとかできました。

*南蛮酢は(酢1+醤油1+砂糖1)で良さそう。
*タルタルソースは(卵+タマネギ+マヨネーズ)
 *ゆで卵に冷水を
*チキンは一口大に切る方が小麦粉(パン粉で代用)が付いて、南蛮酢我欲絡む。
 *フライパンで焼く場合、油が多いときには吸い取ること。

チキン南蛮