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たかが焼きめし、されど焼きめし

「インディカ米しかない」
友が焼きめしを食べたいという。「ピラフ」や「チャーハン」とは違う「焼きめし」が食べたいという。
そういえば、「破砕米もあるな」
「破砕米?」
アフリカのセネガルなどでは、好んで料理に使われるらしいよ」
「まぁ、とにかく食べたいんだ」
「うーーん」
(インディカ米だとパサパサになるからな)

「よし、晩食にしょう」
インディカ米を洗って水に浸しておこう。


水に浸していたインディカ米を洗って炊いた。
できたインディカ米のご飯をそのまま水気を飛ばさずに、
「さぁ、作るぞ」
サラダオイルを引いて、
刻んだ牛肉を炒め、
刻みタマネギと刻み細切れにしたニンジンを炒め、
ミリンもない、日本酒もない、ええい、ままよ。
砂糖を少し、
「シマヤのだしの素」もない、
「こんな所にあるわけないだろう」
「醤油はあるよ。ママさんが日本食、好きだったね」
「ホイ、インディカ米のご飯、人数分だよ」
「よく刻むように混ぜるんだ」
「いい色になってきたな」
「もう少し焦がし気味に」
皿が音を立てる。鉄鍋がカシャカシャ。
2皿がテーブルの上に並ぶ。友の顔がほころんでいる。
「言うだけあるねぇ」「美味しいよ」


妻はご飯が好きだ。時に作りすぎる。
「また、余ったね」
ジャポニカ米だ。
「数年前から、焼きめし美味しくなったよね。」「どうしたん」
「シマヤのだしの素、使うようになったからかしら」
「そればかりではないじゃろう」
「そういえば、卵、使わなくなったね」
「サラダ油を引くだけよ」
「どうしてベチャってしてないんだろう」
「そんなの分からな~い」
「パサつくようではないが、しっとり感はありそうだね」

*考えてみた。

最近といっても、だいぶん前からお米を漱いでも、水には浸さなくなっている。お米を漱いでそのまま、炊飯器で炊いているが、カラッとしているといってよい。お米の所為かも。あまり水を含まない米飯ができているようだ。

サラダオイルも少なめにして入るみたい。卵は使わず、肉を炒め、刻んだ野菜を炒め、シマヤのだしの素を混ぜ合わせ、僕だったら、ミリンに酒を入れるが、妻は入れない。ご飯を刻むように混ぜ合わせる。

最期に、醤油を鍋の周りに。焦がし気味にして、混ぜ合わせる。

できたら、お好み焼きをひっくり返す。ヘラですくい取り、お皿の上に盛り付ける、自分で。

「へい、一丁!」

今日も美味かった。味音痴のごくうの感想。

今度は「破砕米」でチャレンジか。どこで手に入るのだろう。セネガルまで行くわけにも行かないし。(うーん)破砕米は味が染み込むみたい。アフリカ・セネガルの「チェブジェン」のレシピを手に入れたいな。