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読書メモ:人生100年時代の夫婦・共に100才をこえる?

「お前100までわしゃ99まで、共に白髪の生えるまで」

女性の立場からの表現であり、「お前:夫」と「わし:妻」の夫婦が、共に元気で長生きできるようにと願うものである。

1930年の100才以上人口は男31人、女74人である。夫婦ともに100才を越えるケースがあるかどうかは分からない。

1963年に100才以上の高齢者は153人、夫婦ともに100才を越えるのは明記されていないが、極めて少数であるだろう。

2020年には、女性が7万人を越えており、男性も1万人に達しょうとしている。男女合わせると、8万人を越えている。(国立社会保障・人口研究所の将来人口推計)100歳以上の高齢者は今後も増え続け、2025年には15万人を越え、2035年には32万人に近づき、2050年には68万人を越えると考えられている。当然、共に100才を越える夫婦も多くなり、無視できなくなる。

自然なことであるが、2000年以降の誕生した人々は過半が100才以上に達し、共白髪の夫婦もかなりの数になると思われる。ちなみに、2007年生まれの子供の半数が100才(2107年)をかなり上回ると予想されている。離婚も含めて100才を越える夫婦もかなりの数に上ると思われる。

ちなみに、2115年の人口推計概数は5000万人である。これは「対策を、対策を」といいながらもこの人口に近づいていくものと思われる。

参考本
*国立社会保障・人口研究所の将来人口推計により概数を示した。
*リンダ・グラットン/アンドリュー・スコット、池村千秋訳『Life Shift』東洋経済新報社 、2016。(訳書の表記『ライフシフト:100年時代の人生戦略』)。別に、『ライフシフト:100年時代の行動戦略』2021がある。
*なお、別に次が発行されている。星井博文著;リンダ・グラットン/アンドリュー・スコット:『まんがでわかる LIFE SHIFT―100年時代の人生戦略』東洋経済新報社 、2018。
*リンダ・グラットン/アンドリュー・スコット『超訳ライフ・シフト-100年時代の人生戦略』東洋経済新報社。(奥付の表記とは一致しない)