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妻の記録:手のリハビリに通って、もう1年を過ぎた

2021年9月18日手首サポーターの購入時期を見ると、妻が手を打ち身+骨折(小さなヒビ程度)は2021年8月末だったのか。台所のガラス窓を突然拭こうとして寝起きに椅子に上がり、落ち、頭を守ろうと手を着いたらしい。なんとも言えない。ほぼ同じ時期に、自分もデッキ(50cm+)から転落。怪我もなかった。単なるおっちょこちょい。

妻はそう行かなかった。医者には行ったが、「手首サポーター」で保護しろと言われ、続けていると、お隣さん、「それじゃやダメよ」紹介された病院でリハビリを開始。週2回、通いながら、図書館問題発生、通う図書館を変えながら、リハビリに規則的に通う。

その間、毎日スイカを食べるようになり、刺身、刺身と念仏のように繰り返す。みかんは「買い専」なのに、食べ始め、みかんみかんと念仏が変わる。

歯医者に行き始めると(高齢による歯の劣化)、行くのを時に忘れ、持参すべき診察券を何度も確認するようになる。

冬に始めた骨粗鬆症を遅らせる注射を打ち始め、「いやだなぁ、いやだなぁ」の繰り返し。確かに効果は目の前にあるとは限らない。そのうち、「もう、いいわ」とご託宣。「医療廃棄物(注射針など)」を一括返却。「もう行きたくないわ」何度も呟く。潮時かな。

その間に、外食を嫌がる妻が「あそこに行きたい」「あそこに行ったかいね」「寿司ならあそこね」、同じことを言い、繰り返す。何度も行くと、「そろそろ飽きたいね」それでも、他に行くところがないので、しばらくすると、繰り言を繰り言する。

まだまだ「見当識障害」までには道がありそうだ。子供はもう気がついているが、子供の母親への配慮は、それとはなく行われ、妻は喜ぶとはなしに、普通に喜ぶ。

秋の夜、遅く起きてきて、ラーメンが食べたい、「ないんかね」。ホントそう見えたので、必殺の買い置きを見せる。「あったぁ」喜んだが、「どうやって作るんかいね」。寝ぼけたか、いやいや違う。途中まで一緒に作る。美味しそうに平らげ、ごくうとおねんね。

料理が心配になったが、翌朝はいつものように起き上がり、料理はこなしていく。「ラーメン事件」だけで、いつものように料理し、味は変わらない、と思ったが、メニューが変更されたり、一部欠けたり、食材をリスのように残してしまう。小豆を炊けば、とうとう加熱を忘れ、腐らした。

『Dr.コトー診療所』の映画が公開されると聞くと、テレビドラマを思い出し、見たいという。再放送があったので、録画し、見ていたが、録画余裕がない。DVDのレンタルに変更し、何度繰り返すことか、丹念に見ている。

今度は足首が痛いと言い出した。足を労りながら歩き、ごくうの散歩もできない。さらに、借りてきた「ドクターコト-」のDVDを借りてきて、繰り返す毎日。それでも洗濯し、洗濯物を干す。が、夕方にズレてしまう。これはさすがに着る物が不足するので、手伝っている、代わりに遂行。

足らない家事は補いながら、好きな時間に家事を、ヒマな時間に家事を、ルーティンのように繰り返せないが、食事以外は。これはこれで良し。道は長く続いて欲しい。

もうすぐごくうの散歩、ごくうが促しだした。「まだ?、散歩は」ごくうは膝の上、「まだかぁ」ごくうの呟きが聞こえてきそう。