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つつじ花 香れ乙女 さくら花 栄え乙女

画像:ヒメヤマツツジ

ツツジが出てくる万葉集の短歌(メモ)

*万葉集 第13巻 3309番歌:
・(原文から)「・・・省略・・・都追慈花 尓太遥越賣 作樂花 佐可遥越賣・・・省略・・・」
・(訓読例)「つつじ花 にほえ娘子 桜花 さかえ娘子」

*にほえ:「かおりが漂う。鮮やかに色づく。特に、赤く色づく。また、色が美しく輝く」の意。・照り映える。「内面の美しさなどがあふれ出て、生き生きと輝く」。最近の「匂う」は臭い意味が濃いので避けている。
*栄え:美しい盛りの少女。

付記:万葉の時代:万葉集が収められている期間を言うが、舒明天皇即位(629年)から759年までの131年間を言うことが多い。この131年間は、日本が構造的に、社会的にも文化的にも大陸文化の影響を大きく受けている。*遣唐使派遣(舒明天皇2年(630年))

*万葉集「第13巻 3309番歌」を原本にて確認できず。