理(ことわり)

 有史以来人類は自然に従い生きている。
陽が昇り活動して
陽が落ちると寝る
方角は月や太陽に聞く

抗えば死が待っている

理に逆らうという事は、そういうことだ。

 時が過ぎ現代。太古からは想像もできない技術を以て、自然は関係ないとばかり過ごす
人々。人が決めた決まり事も増え
細かくあまねく人がわかるように
便利に生きられるよう、決められた規律。

「そんなもんは無駄だ。縛るものはなにもない」

声の大きい人はそれを言いがちな気がする。
人が決めたことは自然の理に比べれば極小だ。破ったり守らなかったりしても
いきなり死んでしまうことはない。
だから舐める、破る。

10年くらいまえだったか
ニュージーランドの交通安全CM
スピードを出した車が交差点手前で時が止まる
もう1台も止まり運転手だけに時が戻る

「もう止まれない」
「息子が乗ってるんだ」
「すまない・・・」

互いは運転席に戻り時が戻る。

その後起きる悲劇的な事故。

守らないということは
死が待つ。いつの時も、それが訪れる事を
忘れてはならない

それでは、また。

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