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THE AMBIENCE OF SPORTS

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カメラマンとして残したいのは「カッコいい瞬間」です。僕がみつけたカッコいいを御覧ください^^
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#応援したいスポーツ

THE AMBIENCE OF SPORTS vol.28

子供の頃、兄がアメフトのファミコンゲームをよくやっていた。49ersとジョー・モンタナが全盛期だった。 だから、僕世代ならアメフトに詳しくなくてもジョー・モンタナとクォーターバックというポジションを知っている人は多いのではないだろうか。 90年代に入って、怪我に苦しむようになったスーパースターが日本のテレビCMに出演した。 やけに明るい久保田利伸の音楽にのって、肩パッド入りのスーツを着た牧瀬里穂が共演していて、NFLのスーパースターに「どんなモンタナ(もんだな)」という

THE AMBIENCE OF SPORTS vol.27

ゲレンデを広く使うスキークロスとは異なって、モーグルは最大37度、壁のような傾斜に2つのエア台と無数のコブを作って、全長200メートル程度のコースを使う。 フォトポジションへ行くには機材を担いで登るしかない。仮にスキーを使えたとして、壁のような斜面を滑る気にはなれない。 ゴールエリアから登っていくと第2エア手前あたりで、普段の運動不足を呪う人が多数続出することは間違いない。太腿に乳酸が溜まりまくって3歩上がって一休みをひたすら繰り返す。「そんな大げさな」と思うかも知れない

THE AMBIENCE OF SPORTS vol.26

スキークロスはフリースタイルスキー種目のひとつで、複数の選手が同時にスタートしてゴールを争う競技だ。 コースはゲレンデに作らるから、カメラマンもリフトで登ってからフォトポジションまで降りていく。スキー取材に慣れている人は板を履いて華麗に滑り降りていき、慣れていない者は汗だくになりながら歩いて移動する。 スキーのコースだから結構な勾配があるわけで、スキーどころか雪にも慣れていない都会の取材者の中には機材ごと滑落しちゃう人もいる。だから、アイゼンは必着です。 フォトポジショ

THE AMBIENCE OF SPORTS vol.24

日本でフリーのスポーツカメラマンをしていると野球に接する機会は想像以上に少ない。たまに撮影の機会を得られたとしても、フォトポジションが限定されるから人と違う写真を狙うのが難しい種目だ。 比較的自由に動けるのは外国に行ったときだ。このときは台湾でおこなわれたアマチュアの世界選手権的な大会でキューバ対オランダは決勝戦だ。ちなみに日本代表を準決勝で破ったのはこのオランダ代表だった。 この頃、オランダは野球の国として欧州で頭角を表し始めていた。 「えーー日本が野球でオランダに負

THE AMBIENCE OF SPORTS vol.23

シンクロナイズドスイミングの名前がアーティスティックスイミングに変わったことをご存知だろうか? 実は僕も結構最近知った。というか、取材にいった現場で知った。 ソロ種目や芸術性の高い演技を求められる種目に「同調」を意味するシンクロナイズドが合わないからという理由らしい。 もともとはデュエットやチームでの同調性を競う側面が強かったから問題はなかったけれど、今回の名称変更は競技が進化することによって新しい要素が増えた証といえるのかも知れない。 それでも慣れ親しんだ呼び名を捨

THE AMBIENCE OF SPORTS vol.22

ドリームチームという言葉が生まれたのはバルセロナ五輪だ。 マジック・ジョンソン、パトリック・ユーイング、ラリー・バード、スコッティ・ピッペン、チャールズ・バークレー、そして、マイケル・ジョーダン。 僕ら世代なら一度は名前を聞いたことがあるであろうスター選手たちが集うチーム。まさに夢のチームだ。 MJとエアジョーダン、シカゴ・ブルズとNBA、桜木花道とスラムダンク。そして、バスケが上手い男は絶対正義、とにかく日本でバスケットボールが一番、熱を帯びていた時代。 当時、14

THE AMBIENCE OF SPORTS vol.21

THE AMBIENCE OF SPORTS vol.20

THE AMBIENCE OF SPORTS vol.19

THE AMBIENCE OF SPORTS vol.18

THE AMBIENCE OF SPORTS vol.17

THE AMBIENCE OF SPORTS vol.16

THE AMBIENCE OF SPORTS vol.15

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