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日記#79「ん、か、ン、か。」220108

・「会員証持ってる?」

・ミュージシャン同士でライブをやる際、企画者であったりリーダーである人がスタジオ代を支払うというのがなんとなくの慣例であるのだが、このときに「スタジオ代はわたくしめが、責任持って支払わせていただきます!!!」と言っては直接的すぎるし、「負担」があまりにもリアルに感じて気が引けてしまう人もいるかもしれない。

・そんなときに「会員証持ってる?」という聞き方は個人的にいいなと思う。会員証を持っていればスタジオを会員料金でお得に使用できるのだ。こう聞くことでスタジオ代を自分が管理することを直接言わずにさらっと匂わせ、さらに会員証を持っていることで負担をかけないことに協力できたという気持ちも持たせることができる。これは人に気を遣わせない良い言い方だなと感じる。

・言うなれば支払い版の「お花摘みに行ってきます」といったところか。こうしたさらりとしたものの言い方を多用していきたい。

・……しばらく考えたけど思いつかないな。この愚鈍者よ、恥を知りなさい。


・自分で書いといて、何これ? ウケてもいないし。

・しかし定期的にこうしたカスユーモアを発散しないといけなくなる。そうした発作を引き起こしてしまうのだから仕方がない。むしろ普段からこうしたことばかり描いて生きていきたいのだが、それを理性で抑え込んでいる自分に拍手を送りたい。

・「金持ちに売るんだ」は「金持ちに売るンだ」にした方がよかったな。反省。


・自分のお薦めしたものに対するリアクションを目の前で見たくない、という感情がある。例えば音楽や絵画や面白など。そうしたものの良さは一人の時こそ真に味わうことができるし、目の前に薦めてきた人がいては、本当は良くないと思っていても良いねと言ってしまう人のが多いだろうから(これは憶測だけど)。

・だからお薦めした直後の「良いね」には「本当か?」と思ってしまい、お薦めしてよかったと真に思えないのだ。良いねと言っておいてそれ以降の生涯でそれについて二度と思い出すことがなかったら……あの良いねは嘘だったの? あの夜は遊びだったの? 私たち付き合ってるんだよね?

・だからお薦めしたものは一旦家に持ち帰って、味わってから本当の感想を聴かせてほしい。それで「クソだった」と言われればむしろ気持ちがいい。

・なので何かをお薦めしたら、その相手が自分以上にそれにハマってしまい、というエピソードってすごいなと思う。真偽はわからんけども。恐らく勧める際のプレゼンが上手いんだろうな。ここを抑えとけばハマれる、というのを事前に伝えていれば楽しめるポイントが分かりやすくなり、それにハマる確率は高くなりそうだ。

・ぼくはとてもとてもプレゼンが苦手です。くぅ〜。

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