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日記#72「明後日の分まで書いちゃった」211226

・昨日は日記をサボったわね。何故ならライブがあったから。仕方ないこともある。

・ライブを見に来てくれた8歳のベースの教え子が、演奏を見た感想として「全員で音を繋げてる」と言ってくれた。確かに昨日は作為的ではない、ナチュラルな繋がりや曲線の起伏を感じる場面が多々あったのだが、それにしてもこの感想を抱ける感性はすごいな。楽しい、とか、盛り上がってる、などの主観を語るのなら全然わかるんだけども、目の前で振動として感じる音楽を抽象的なイメージで、しかし演者の抱いている、もしくは理想として描く・描きたいものと合致した言葉で表していて、素直に感動してしまった。このまま豊かに育ってほしいな。

・打ち上げ的にメンバーの家に行って、ガンガンEDMやダブステップをかけながら何時間も踊っていたので、今日は全身が死んでいた。先刻になってようやく体力が落ち着いてきたぜ。なんつー1日だ。


・もう3日前になるけど、歌唱王やってましたね。普段テレビを見ないので地上波の歌唱番組に触れる機会はないんだけど、たまたまサウナ内のテレビで流れていたので観る機会があった。

・ラストに登場して優勝した高校生の女の子、すごかったですね。なにが刺さったかって、「楽曲が人間をブーストさせている点」ですよね。逆はよくあると思うんですよ、人間が楽曲をブーストさせること。楽曲の世界をさらに広げたり別の景色を見せるというか。それは例えばバンドの成熟とともにオリジナル楽曲が深化していくとか、ジャズのスタンダードや60s,70sあたりのオールディーズが歌う人間、弾く人間によってさらに進化するとか。

・でも今回優勝した人に関しては、明らかに楽曲そのものが人間のパフォーマンスをブーストさせていた。喋る場面では「辛いことがあって、この曲に救われて」的なことを話していたが、まさにこうした楽曲のもつ力が本人の精神的に重大なタイミングに作用すると、平たく言えば「思い入れ」になり、パフォーマンスを加速させる。

・そしてこうした現象は「1人キリでのパフォーマンス」という場面で、「特にカラオケ音源でパフォーマンスする際に多く起こり得る」のかなとも感じた(ここから先、少し乱暴な論理になると思いつつ)。例えばシンガー+バックバンドや、バンドでも、ピアノデュオでもなんでもいいが、複数人以上の人力が絡むと、演者同士の呼吸が発生する。それはパフォーマンスの出来を左右するに最も大事な要素であり、そこに生じる合致であったり、もしくは歪みであったり、そうしたものが美を感じたり、強い興奮を生んだりする。

・その点1人のパフォーマンスの場合、呼吸する、対話するのは自分と楽曲の間である。ギターやピアノを弾きながらだと楽器との間にも呼吸の分配が割かれるので、やはり人&カラオケ音源がまあ最も呼吸を楽曲そのものに集中できるのかなと。そして先に書いた「思い入れ」があればあるほど「ああ、今私は(憧れの)この曲を歌っています!!!」という、楽曲からのパワーをもらって、パフォーマンスが加速する。結果的に楽曲が人間をブーストさせることとなるのだ。

・ここまで書いておいて、自分の中にある感覚を全くうまく文章化できていない自信はある。まあいいか! よしなに! ガハハ!

・身体だけじゃなくて脳も疲れてる感覚がある。もうベッドに入ろう。明日もライブだ。

・明日もライブってことは、99%日記は書けないので、今のうちに書いとくか。

・入り前にサウナ入りました! 時間あればスープカレーも食べるかもしれません! 楽しいライブでした! 今年のライブ納めでした! お酒もいっぱい飲みました! 二日酔いになりました! あ、明後日の分まで書いちゃった! わーっはははは!

・おやすみなさい。

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