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成田悠輔氏の祝辞「ニコ没」の真意

YOUTUBEで、バンタンの卒業式での、成田悠輔氏による「ニコニコ笑いながら没落しよう」という祝辞を見ていて思ったのですが、

卒業生にはどのように聞こえたかな?と。

「夢をもって社会に出ても、一部の幸運な人以外はグダグダの人生にしかならないんだから、小利口になるのはやめて失敗してもいいじゃん」と聞こえたのではないでしょうか。
一方で、ひょっとすると「やりたいことをやってみて、無理だと思ったらいつでも諦めていいんだよ」と聞こえた人もいたのではないでしょうか。

もし、そう聞こえていたのなら、それは間違いだと思います。

僭越ですが、超簡単に補足すると、「ニコ没」の主人公となるのが、かの「渋沢栄一」の孫の「渋沢敬三」でした。

渋沢栄一はご存じのように、日本の「資本主義の父」と言われ、数多の会社を創業した実業家で、まもなく「お札」になりますね。その息子は篤二といって、父親の重圧からか、人が良く人望が厚いのに遊び呆けてしまいます。孫の敬三はやはり、栄一や渋沢一族からの軋轢を感じながらも銀行経営や大蔵大臣まで務めた人物です。

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