映画をめっちゃ見た

もう二度と更新することもないだろうと思っていたブログだし、
まあどうせ誰も見ていないだろうとは思うが備忘録程度に。


コロナで絶賛自粛。
普段、サウナに行ったりお酒を飲んだりする時間が浮いた分、
めっちゃ映画を見た。一日に一本必ず見てるぐらいのペース。
映画は好き。週一ぐらいで映画館で映画をみるぐらいの映画好き。
でもまあそのレベル。音楽やラーメンやサウナほど狂ってはいない。
そんな自分から見るとまあまあな量を見たので、
せっかくだから思い出として書き留めておく。
ってブログを下書きしてそのままにしてた。1週間前。
ついに召集令状がきたので、公開する決心をした。

・ハッピーデスデイ1
・ハッピーデスデイto U
・ジョン・ウィック
・ジョン・ウィック チャプター2
・今夜、ロマンス劇場で
・WONDER 君は太陽
・空飛ぶタイヤ
・映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ ~拉麺大乱~
・映画クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃
・スタンド・バイ・ミー
・検察側の証人
・はじまりの歌 BEGIN AGAIN
・スラムドッグ$ミリオネア 
・バクマン。
・タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら
・スイス・アーミー・マン
・はじまりへの旅
・365日のシンプルライフ
・アイアンマン
・殺人の追憶
・グランド・イリュージョン
・グランド・イリュージョン 見破られたトリック
・ミッション:インポッシブル フォールアウト
・The King of Comedy
・ブラック・クランズマン 
・バンブルビー 
・トランスフォーマー
・トランスフォーマー リベンジ
・トランスフォーマー ダークサイドムーン
・トランスフォーマー ロストエイジ
・トランスフォーマー 最後の騎士王
・スターリンの葬送狂騒曲
・大空港2013

・LEON
・真夜中のパリでヒャッハー
・世界の果てまでヒャッハー
・ラヂオの時間
・アナと世界の終わり
・ゾンビーワールドへようこそ
・the guilty
・サニー 永遠の仲間たち

なんとなくオススメしたいのtwitterで呟いたけど、
ハッピーデスデイの話しか来なかった。
いや、別にオススメしたいくらい好きだったけど、
なんか気に食わん。
本当に話したいのは”大空港2013”と”アナと世界の終わり”なんだ。
絶対見る映画だと心に決めた作品だから想いを殴り書いて
在宅を終える。


”大空港2013”

ごめん、映画じゃない。
正確にはWOWOWのSPドラマ。
でも、映画館でも上映されたらしいし角川映画も携わってるし、
映画カウントさせてほしい。っていうか劇場でみたい。
いわゆる空港を舞台にしたワンシチュエーションコメディ。
特筆すべきはこれがワンカット映画だってこと。
カメラが一度もとまらない。
でも、そうだとしばらく感じさせないほど、
キャラと話題の展開がスムーズでテンポがすごくいい。
途中までワンカットなことに気づかなかったぐらい。
三谷監督の会話でクスリとさせるコメディとワンカットの手法の
絶妙な調和。見ていてダレることが一切なかった。
キャラが多くて次はどのキャラが話の中心になるのか、
カットの中に別のキャラが入ってくるたびにワクワクして、
引きこまれる。
いろんなところに張り巡らせた伏線も
思わぬところで回収していくし、
2回目に見るときに発見もいろいろあって、
すごく緻密な内容になっている。
で、もう一つすごいのが主役の竹内結子。
三回ぐらいしかフレームアウトしない。
ほとんどの会話の中に竹内さんがいる。
このセリフ量をワンカットでとってるのはほとんど狂気。
九日間の撮影で、空港が使えるのが各日2時間。
最初の三日間をリハに当てて、残りの六日間で毎日撮影→反省会。
その中で一番良いテイクらしい。
生瀬さんがちょっと噛んじゃうのもリアル。
90分ほどの長い作品じゃないし、
気づいたら終わるから騙されたと思って見てほしい。
お願いします。今ならアマプラで見れます。


”アナと世界の終わり”

クリスマス青春学園ホラーミュージカル。
いけてない学生のクリスマス、街にゾンビが出たって話。
てんこ盛り。焼きチーズカレードリア。
ただ僕はホラーが苦手。怖いのが苦手なんですよ。基本的に。
去年ひょんな事からこの作品を知って、
映画も見てないのにサントラを買いました。曲がべらぼうに良い。
名曲からRUN-DMCみたいなオマージュもありつつ、
ポップスとしての完成度が異常。Sing streetよりも好きかも。
で、サントラに大ハマりしてるのに映画見てないのはどうなのよ
ってことで、ホラー耐性をつけるためのこの一ヶ月でもあった。
で、コメディっぽいのから始めて
ハッピーデスデイ、タッカーとデイルなど見た上で、
満を辞しての本作。
いや、最高。
ラ・ラ・ランドは正直寝た。いい曲多いけど。
ミュージカル映画って絶対ダレる。
だって主人公たちがいきなり歌い出すから。
で、一人のキャラが動きながら歌い続けてそれをカメラで追う。
その手法でちょっとダレてしまうというか、、、
それが好きでそこに美学がある人もいると思うけど、
僕はこのアナのようにキャラの歌パートがガンガン分かれるのが、
すごく見やすいと思った。飽きない。MVが挟まってくる感じ。
で、内容は青春の葛藤と成長あり、アポカリプス感あり、
恋愛あり、社会風刺ありいろんな要素があるけど、
これが渋滞していない。ちょうど良いバランス。
主人公がゾンビに気づかず街の中を歌い上げる画の
カタルシスたるや。歌で話が停滞するかと思いきや、
何が起こるかわからない感じが集中力を切らさずに魅せてくる。
もう一つポイントなのが、ミュージカル×ゾンビっていう、
ぶっ飛んだ非日常設定なのに、
恋愛の構図やキャラの会話などのディティールが
やったら親近感のわく設定になってるからなぜか感情移入できる。
ゾンビがもし出てきたらというライフハック感、
そしてアポカリプス感はコロナが蔓延してる
今にも通じるところがある。
本当に色々な要素があるけどなぜかそれがまとまってる映画。
クリスマス要素もあって暗い気分にはならないから、
今年のクリスマスはこれを見る。たとえ一人でも。