長崎県高校駅伝-対馬高校陸上競技部 11月2日(木)-
対馬トラッククラブヘッドコーチの林田章紀です。
本日の対馬高校陸上部の試合結果
今回出場した対馬出身のランナー
初参戦の長崎県高校駅伝
コーチとして初めての長崎県高校駅伝に参加しました。結果は30チーム中29位のブービーでした。しかしながら、ゴールし終わった後の選手たちの表情は林田から見て充実していたように思います。(本当に充実していたかはわかりませんが)
この高校駅伝に参加までの経緯をまとめておくことにします。
対馬高校を上げての駅伝参加にしたかった
駅伝の指導を始めたのは県新人駅伝が終わってからです。対馬高校陸上部には3年生が引退して2名しかいません。
また対馬高校は高校総体後3年生の部活動参加が認められていません(一部の生徒を除く、また大会参加についてはその時々の決定がなされているとのこと)
2年生の中距離選手の永留康靖と話して、他の部活動からの参加を呼びかけようと話になりました。
そんなこんなで考えた企画が林田と勝負して勝ったらメシ奢ります企画。
バスケ部、そして野球部の3名が参加してくれました。
結果的に3名とも予定事情が折り合わずでエントリはできませんでしたが、陸上を通じた輪が広がった活動になってと思います。
陸上部としての総力戦で挑む駅伝
陸上部以外からの助っ人が使えなくなり、高校駅伝への出場を見送る選択肢もありましたが、次年度の準備や陸上部全体として体力作りの意味、駅伝にチームとして参加することは対馬の名前を認知してもらう機会にもなると思い参加を決めました。
現在の陸上部の男子部員の構成は
短距離 3名
中距離 1名
長距離 1名
投てき 2名
混成 1名
の合計8名です。
高校駅伝は7区間で10km,8km×2,5km×2,3km×2としっかりトレーニングができているチームですら、厳しいコースです。どう考えても、1ヶ月やそこらで対馬高校陸上部の現状メンバーでは戦うという土俵に立つのは難しいことはやる前からわかっていました。
中距離と長距離の永留康靖と長瀬渉は対馬の市民ランナーの協力を得て、週末可能な限りトレーニングを一緒にさせてもらう機会をいただきました。二人とも合同トレーニングではとても充実した形でトレーニングができていたと思いますし、何より楽しいと言っていてくれたので機会を作って良かったです。
その他のメンバーは、冬期トレーニングに入る準備としてスタミナ強化がメインでしたが、本番でのオーバーペースによる脱水や故障のリスクを抑えるために、強度を落として自分のリズムを掴むトレーニングに重きをおいて距離を踏ませました。
その甲斐あってか、本番での事故や故障もなく、全員目標とするペースを守って目標記録に近いところに着地できたように思います。
駅伝参加チームが激減
一つ大きな駅伝大会を初めて指導者として経験できましたし、駅伝の面白さを感じることができました。同時に、林田が高校生だった頃は50チームあった参加チームが現在では30チームと約20年で20%減ったことが残念で仕方ありません。その背景には少子化で子ども減ったということやその他のコンテンツに取られていることなどがあると思います。
しかしながら、理由はそれだけではなく、選手たちが強豪校に集中して裾野が狭まったこと、競技性に特化したことによってドロップアウトする選手が増えたことなどがあると林田は考えます。駅伝を含めた陸上競技はこれから変わっていかなければいけないと強く感じました。
最後になりますが、この短期間で対馬高校駅伝部にご協力いただいた方々には感謝申し上げます。そして今度とも応援していただけると嬉しいです。次は新人駅伝ですので、そちらもチーム一丸となって頑張りたいと思いますし、対馬に明るい話題が届けられるよう活動していきます。
応援ありがとうございました。
対馬トラッククラブヘッドコーチ
林田 章紀
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