蜃気楼的な夢

 恋人が遊びに出かけようとするたびに、「寂しい。どこにも行かずにずっと側にいてほしい。いっそのこと手足を鎖に繋いで部屋に閉じ込めておきたい、恋人たんハァハァ」とメンヘラちっくなことを考えるのだけど、いざ彼が出かけてしまうと、書き物が捗る捗る。

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