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水流苑まち(つるぞの・まち)
2017年7月31日 20:52
最後の一滴まで搾り尽くすように飛び回った夜布団の上で仰向けになり目の端に蛍光灯のまばゆさを感じながら薄闇ただよう天井をみつめるわたしは翅のとけた揚羽蝶蜜さえ吸えばまた、ふわふるふわりと飛べるのに手足は境目を失い夢の世界へと流れ出す(電気を消さなくては)その一瞬の覚醒を飲み込むのは『ドタン場でキャンセル』コンクリートに溶けた蝶はどんなふうに滲んでいったのだろう?