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生きてさえいれば大丈夫。今私が考えてること。

大雪。雪がとても好き。

ふと、いつか死ぬ日は大雪ならいいなと思った。青空より雨より虹より、雪がいい。いつもよりずっと音の無い静かな真っ白な世界の中、生きてることと死ぬことは同じなんだ、そんなに怖がらなくていいんだよ、というような気持ちになるから。

36年生きてきて、311よりもとんでもない日々は突然訪れた。何せ規模が違う。戦争をする暇もないほど、人類が一つのウイルスに振り回される日々。

漫画で見たようなディストピアな未来は思ったよりうんと早く訪れるかもしれない。そうなったとき、私はこれからも変わらず音楽とごはんを作って愛する人たちと生きて行こうと思っている。生きてさえいれば、それはできる。生きてさえいれば。

具体的に言うと、祖父の遺してくれた土地が関西にある。母が手入れを欠かさず保ってくれている、竹やぶの山の古いおうち。もし夫の仕事と私の音楽収入で立ち行かなくなるときがきて、疲弊しきった東京で「今までと同じように」にしがみつくくらいなら、収入が少なくても豊かに暮らせる可能性がある土地に越すのも視野に入れている。今の私の音楽収入は遠隔でも出来ることがほとんどだし、もともとライブ収入は大したことなく、音源収入も制作費といつもトントン。私が稼げるのは作詞作曲サポート演奏がメインなので、これは場所を変えてもやり方次第で軌道に乗せることはできると思っている。

今私を取り巻く全てを愛している。できることはしてあげたい。でもそれは、大切な人たちが病で死なないことを前提としたこと。

今回の件ではなく、自己破産をした人を何人か知っているけど、本人の心が死んでないから、全く落ちぶれずにみな元気に生きている。

体が生きていて、心が生きていれば、人はなんとかなるんだと思う。私の周りは不思議と、なかなか起こりえない難局を経験した人ばかりで、だけどみんな目の光が強く、人に期待せず、自らの力で世界を作れる人ばかりだ。私もその力を持ってるから、こうした人たちと巡り合うのかもしれない。

昨年リリースしたメジャーデビューアルバム「サルベージ」は激変する世界の中で、1人でも多くの人を新次元に連れていきたいと思って作った。最後は本人次第、意識ひとつで世界は信じられないほど変わることを、これからも死ぬまで伝えていきたい。生きることを楽しめる、たったこれだけのことが出来たら、他のことは大したことないから。それが私にとっての「新次元」。スピリチュアルな話じゃない、今この瞬間から自分で変えることができる意識の話。

そんなことを言っている私も、すぐに意識がグラグラする。過剰な不安と心配でいつも揺れている。でも最後には「えいっ!」という勇気を出せる。音楽があるからだ。音楽がいつも私を豊かな未来に導いてくれた。だからそのパワーを必要としてる人にこれからもおすそ分けしたい。それはどこにいても絶対にできる。それをお金にして生きていく手段も必ずある。

(再生するごとにお金が入る、サブスク。あなたのご機嫌のために使ってもらえたら、私や会社にお金が入ってくるよ。)

あなたが大丈夫かは分からない。でもまずは、「私は大丈夫、私にできることをするよ」の状態、これを私は一生やめたくないので、大丈夫でいる。大丈夫でいるというプライド、私が唯一捨ててないプライド。くだらないやつを納得させるために土下座しようが罵られようが金をふんどくられようがそんなもんはどうでもいい。泥だらけで血を流した状態でも「私は大丈夫!あんたは大丈夫?」と言える人でいたい。それが私の理想。誰かのためじゃない、私のための理想。死ぬまでそうありたい。

みんな元気?私は元気だよ。生きてさえいればなんとかなると思ってる。あなたはどう?元気でいてくれたら何より嬉しいよ。またね。



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