見出し画像

私は たまたま産んだ子を殺していないだけ

私は、たまたま、娘に性行為を強要しない親のもとに生まれることができた

私は、たまたま、友人からJKビジネスなどの勧誘をされない環境にいた

私は、たまたま、過去に性行為をした相手がコンドームを使ってくれた

私は、たまたま、ピルやミレーナなどの女性主体の避妊の知識を持っていて、そしてそれを購入できるお金があった


自分だったかもしれない

4年前の夏、同じ大学に通っていた女子学生が、生後0日の子どもを死体遺棄した容疑で逮捕されました。

小さな小さな大学なので、もしかしたらその子にはどこかで会ったことがあるのかもしれない。

同じ大学に通っていたその子に、私が何かできることはなかったのかな。

私はこの事件を思い出し、いつも「少し育った環境が違ったら、この人生を歩むのは 私だったのかもしれない。」と思う。

私はたまたま産んだ子を殺していないだけ。


性知識を届けることと、知識を行動にうつすために環境を整えること

『「コンドームつけなくていいよ」と言ってしまう人に必要なのは 性知識 じゃない。』を一度読んでいただくと、伝わりやすいと思うのでぜひ読んでほしいんですが

本気で社会を変えることを考えていくときに

1. 性知識を届けること
2. その知識を行動にうつすために環境を整えること

この両輪をまわしていかないといけない。

私は今まで性教育を広める活動をしてきて、性教育の重要性をすごく感じている一方で、知識だけでは行動変容につなげるのは難しい、とも感じていて

だから、「行動変容」のためのプロジェクトを始めます。


緊急避妊薬の無償提供

普通に買うと1錠あたり1万5000円もする緊急避妊薬(アフターピル)を「無償」で「親や性行為の相手にバレずに」処方される環境をつくります。

ちなみに親や性行為の相手に相談しないでいい(バレないようにする)理由は、その相手から身体的暴力・性的暴力、経済的暴力、精神的暴力・社会的暴力を受けている可能性があるためです。

そうでなくても、「打ち明ける相手や相談するタイミングは本人の意思で決められる環境を整えるべき」と、私は考えています。

そして、処方してから
・緊急避妊薬を吐いてしまった時の対応
・家庭で虐待をうけている場合の相談窓口
・女性主体の避妊具の紹介
・正しいコンドームの付け方
などの、性知識を継続してアウトリーチしていきます。

その最初の1歩として、来年2022年1月に3500万円のクラウドファンデイングをスタートします。

この金額が、このプロジェクトを実施する上での最低ラインなので、集めたお金が3500万円に届かなかったらお金が振り込まれないAll or nothingの形式で行います。(額が大きすぎて実はめちゃくちゃ不安)

ここのラインを乗り越えられなかったら、この国の制度を変える大きなプロジェクトを成し遂げるのは無理だと思うんです。だから、この金額とAll or nothingは、最初の覚悟。

頑張るので応援してもらえたらうれしいです。

私は、ずっとずっと言ってるけど、みなさんと一緒に社会を変えて行きたい。

たとえば、この記事を読んで考えたことをツイートしたり、ソウレッジにお金という形で応援を預けたり、ソウレッジメンバーに加わったり、社会を変える1歩はたくさんあります。

一緒に少しずつ社会を変えていきましょう!ここまで読んでくださってありがとうございます!




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?