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週間日記を復活させます

以前、鶴川落語会の1週間の出来事や雑感を載せていたのですが、マンネリ化してしまったため、一旦お休みしていました。そろそろ復活させようと思い立ち、次週より掲載を始めます。

以前も載せていた鶴川落語会の日頃の活動の様子に加え、落語会主催の仕事のことも少し詳しく書いていこうと思います。というのも、たまに届く落語会開催の相談や、お手伝いをして勉強させて欲しいといったご連絡への対応に、丁寧な説明の時間が取れないこともあり、こちらを読めば、なんとなく開催までの流れがわかるようにすればいいのかな?と思ったのです。

落語会は座布団さえ用意できれば、開催できるという意識の方もいまだいらっしゃるのですが、実際はそう単純ではなく、裏ではいろんなことをやっています。ただ、日々コツコツ進めている落語会開催業務に関しては、体に流れが染み込めばそう大変ではありません。この10年の落語会主催の経験で分かったことは、落語会の興行で生活できるほどの収入を得るのはなかなか難しいということで、生活費を稼ぐ仕事との両立が課題です。

一度は落語会の興行主として食べていくことを目指しましたが、回数と規模を大きくせざるを得なくなります。それには勇気と覚悟が必要で、いきなり目指すのは危険です。私は最近やっとそのことに気が付いて、ま、それに気が付くのに10年かかった私がアホなので、もっと計画的に進めればいいのですが、それでもお客様に落語会の存在を認知していただくまでには、それなりの期間辛抱が必要です。辛抱の継続には落語会開催の仕事が好きかどうか(落語が好きということとはちょっと違う)ということに加えて、周囲の協力や理解が必須です。ひとりでは絶対にできませんから。

当会が、①そう大きな規模ではないけれど、②どうにか継続できていて、③先々規模の拡大という目標も持っている会であることから、今から落語会を開催してみたいと思う方には多少参考になることが書けそうな気がしています。とはいえ、当会なりに探り当てたやり方でしかないので、参考程度に捉えてください。

私は最初の5年を夫と一緒にやっており、ひとりで始めて5年、その間法人化してそろそろ4年といったところで、落語会の裏方としてすべきことは、夫との5年の間に学んだわけですが、夫の立場や稼ぎに守られた中やっていた時と、ひとりになって何も持たない私が継続することには、業務量に雲泥の差がありました。ほとんどの落語会開催希望の方が、そんなに大金かけるつもりなく、気楽に考えているわけですから(それが悪いわけではありません。私も最初そうだったのでその気持ちはわかります。)この4〜5年で経験してきたことが、参考になればと思います。それに加えて、ここに記録することで、当会の現状の見直しに繋がる思考整理の役割にも期待しています。

これから毎週載せる文章を読み進めていただくと、そう簡単に「落語会やってみればいいじゃん」とか「席亭、楽しいよ〜」とか言えなくなることが理解していただけると思いますが、やれば楽しいです。充実します。止めはしません。しかし、楽しいだけでは済まない、義務がのしかかることもお伝えすることになると思います。そして、落語会主催の興行主もそれぞれで、うちと他社が同じやり方ではないことも申し伝えておきます。

更新は月曜を予定していますが、仕事の状況で多少前後すること、ご了承ください。全てを書くわけじゃないことも、ご承知おきいただければと存じます。秘密を秘密として守ることも、興行主の大事な役目です。

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