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8/19〜8/25の鶴川落語会

今回は書くことがたくさんあるので、先に連絡事項を。
12/14(土)正蔵・喬太郎ガチンコ二人会Vol.12の賛助会員様優先予約が19日(月)から始まり、本日26日(月)までとなっております。賛助会員様には先々週に封書でご案内を送りしております。ご希望の方は本日中にお申込みください。お待ちしております。

そして明日27日(火)午前9時より、一般発売が始まります。お申込みは、
鶴川落語会
町田市民ホール 042-728-4300
イープラス
上記にて受付ます。
なお、町田市民ホールは午前8時30分、イープラスは午前10時より開始いたしますので、お間違い無いようお気を付け下さい。

ご来場、お待ちしております!

師走の鶴川恒例の二人会です。是非ともお運び下さいませ!

さて、先週の鶴川落語会ですが、まず22日(木)、若手研精会OB連落語会へ行ってきました。会場は、日本橋社会教育会館。

若手研精会OB連落語会 演目貼り出し

仕事帰りに寄って、帰宅は23時ごろ。木曜なので翌日のことを考えると体力的に厳しいのですが、行ってよかったです。開口一番からずーっと楽しかったのですが、さすがの雲助師「臆病源兵衛」もう本当に楽しかったです。「さあ聞くぞ」と構えなくても、呑気に聴ける感じ。とにかく師匠自身が楽しそうで、軽々と肩の凝らない高座でした。

そして、我らが小はぜさんのトリで「おしくら」。まさかの「おしくら」とも言えるけれど、小はぜさんらしいとも思えます。無難な選択をしないというより、そんな選択肢自体が小はぜさんの中にないのでしょう。小はぜさんの肝の太さ、2ヶ月に一度、ネタおろしの会を開催している立場なので、なんとなくわかっちゃいましたが、再確認させられました。本当に「読めない人」だし「出さない人」です。出さないけれど、秘めているものは太い。

「おしくら」という噺は、現代では受け入れられにくく、好みが分かれる噺だとは思いますが、たいへん良い「おしくら」だったと思います。小はぜさんに感想は伝えていませんけれど、伝えるとしたら「このままじっくりいこうね」でしょうか。

24日(土)は、鶴川落語会のホーム、和光大学ポプリホール鶴川で「五街道雲助・隅田川馬石〜夏の二人会〜」が開催され、息子を連れて伺いました。
(息子のことを「ご主人ですか?」と聞かれたので、一応息子であることを表明しておきます。若白髪の老けた26歳です。)

雲助・馬石夏の二人会 演目貼り出し

馬石師「宗悦殺し」はギラリとした陰湿さ。悪辣さが強い「宗悦殺し」を手足の長い馬石師が演じると背筋が凍ります。それを受けての雲助師「豊志賀の死」は、少しの隙を見せつつ、どろりとした陰湿さ。ドラマティックなストーリーを、演じ手の意思や存在を感じさせない形で聞かせてくれました。私にしてみれば、先日の「臆病源兵衛」との落差よ。雲助師の幅の広さ、奥行きを感じました。

あと、馬石師のお弟子さん、わたしさんの「たらちね」を聞いて、今の前座さんは本当に上手いなあと感心しました。馬石師によく似ていました。今後が楽しみです。


そして、25日(日)は、志ん松改め 七代古今亭志ん橋 真打昇進襲名披露宴へ行ってきました。

会場の上野精養軒 雲が夏と秋半々!

なにしろ暑かった!パーティーにTシャツで行けるはずもなく、私はそれでもワンピーススタイルだったのでまだよかったのかもしれませんが、お着物やスーツの方は暑さが倍だったのでは。

後ろ幕は2枚飾られていました

XなどのSNSに、参列された皆さんがすでにたくさん書かれていますが、志ん橋師匠(まだ志ん松の方がいいのかな)の穏やかさと、司会の志ん雀師匠のキャラクターもあり、たいへんアットホームな温かい披露宴でした。志ん丸師匠、大活躍。お疲れ様でした。
この温かい雰囲気、志ん橋一門のカラーなのでしょうね。亡くなった志ん橋師匠が温かい方だったからなんでしょう。

お身内など、いろいろな方々のお気持ちを思うと、よくぞこのタイミングで襲名が叶ったなと。昨年志ん橋師匠が亡くなって、この日を迎えるまで、ご本人の志ん松さんもたいへんだったでしょうけれど、志ん丸師匠をはじめ、一門の皆さんのご尽力に想いを馳せた披露宴でした。

そして昨年亡くなった志ん橋師匠、もう一枚の後ろ幕に小さく登場しているので、9月下席から始まる披露興行で「志ん橋を探せ!」やってみてください。

真打昇進&七代志ん橋襲名、おめでとうございます!

今週は盛りだくさんで、いよいよ体力勝負になってきたなと感じています。この先控えている小はぜさんの真打昇進、遊かりさんの真打昇進、鶴川落語会も何らかの役割を果たすことになるだろうと思いますので、この暑さが過ぎ去ったら体力作りに励もうと思っています。今は暑くて無理。死んじゃう。秋に頑張ります。

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