5/30〜6/5の鶴川落語会

そろそろ梅雨入りしそうな気配ですね。ここ数年、雨の降り方が変わってきていると感じるのは、私だけではないはずです。今年は豪雨が少ないことを祈ります。

さて、先週の鶴川落語会は、なんといっても6/4(土)遊雀・萬橘二人会Vol.2の開催です。お越しいただいたお客様には、御礼申し上げます。まことにありがとうございました。

遊雀・萬橘二人会Vol.2貼り出し

今回の二人会を袖で見ていて、二人会を継続する意味をあらためて感じ、引き締まる思いでした。素晴らしい高座を見せてくれた両師匠にも、御礼をお伝えしたいと思います。

自分で主催した会ですが、本当に良い会だったなあと思います。主催だけ頑張っても、演者さんが一生懸命でも、そうならない場合があります。お客様が面白いと思ってくださったところで素直に笑い、楽しんでいる空気感が相乗効果となり、会を形成します。それぞれの反応が交わり、その場を作っていることを感じられた良い会でした。

鶴川落語会は原則二人会です。二人会を続ける理由は、二人会の化学反応を大事にしたいと考えているからです。鶴川落語会は基本的にネタ出しはしませんし、ネタの指定もしません。(たまに、この師匠のこの噺をお客様に聞いていただきたいとお願いすることはありますが)お二人の師匠方がお互いの高座や、その日の会場の空気を感じながら演目を決め、演じます。そこに、想像もしない変化や交わりが生まれ、その瞬間に立ち会える喜びがあります。二人会ならではの面白さだと感じています。

それを、来場のお客様にも感じていただきたい。その体験を軸に、今度は寄席や別の落語会へ足を運んでいただきたいと思いながら取り組んでいます。これは、生の体験でしか味わえないことです。

今回は逃した方も、次回は是非足をお運びください。落語のライブ感、なかなか面白いものですよ。コロナ禍を脱しようとしている今、人間が作り出す空間のパワーを感じにいらしてください。

次回は、10月22日(土)扇遊・鯉昇二人会です。この組み合わせは鶴川では3回目。発売日が決まりましたら、またご案内いたします。

次回も、心よりお待ちしております。




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