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鶴見国際交流ラウンジの日本語教室紹介〜日本語で楽しむ会

鶴見国際交流ラウンジでは外国人が安心して暮らせるように、さまざまな支援や交流が行われています。
「日本語を学びたい外国人市民」を対象とする日本語教室も開かれており、今回はその中の一つ「日本語で楽しむ会」の活動内容を紹介していきます。


具体的な活動について教えてください

「日本語で楽しむ会」の名前の通り、日本語「で」日本語を使って日本人、学習者一緒に楽しんで 活動することをモットーにしています。 日本語学習だけではなくて、いろいろな行事も行っています。
毎週木曜日に活動を実施しています。具体的には、以下の通りです。

10:00〜
ミーティング ラウンジからの連絡や行事参加の確認等。新学習者来会のときは インタビューをしてどのグループに入るか決定。
10:30〜12:00
入門 初級1〜4、中級に分かれて学習。
12:15〜13:00
授業報告反省会をして、各グループがどこの課を学習していているのか、グループの進捗具合や学習者の理解度を確認。授業のなかで、良かった点やうまくいったことを共有し、また、うまくいかなかったことをヒアリング。

また、月に1回のミーティングでは、各行事担当者から案の提出や確認し、 半年に1回はグループ分け、担当者決め、各役員決めをしています。

授業での使用教材

活動に参加されている方について教えてください

ボランティアの年齢層は50代から70代位が中心です。学習者の年齢は高校に入る前の10代の学習者や、80才代の人もいて、幅広い年齢層の方、いろいろな環境の人が一緒に学んでいます。最近は20代から60代の学習者が多い傾向で、 ほとんどが女性ですが男性もいます。働いている人も少なくありません。一方で日本語を家で使う人もいれば、買い物の時ぐらいしか使わない人もいます。現在は15ヶ国の国と32人の学習者が勉強しています。 今まで、延べ64ヶ国1,207名の学習者がいました。

授業風景

日本語で楽しむ会のセールスポイントはなんですか

当会が他の会と1番違うとことろは、学習期間を設けていないところです。 学習者がいつ来ても、いつ辞めても、いつ戻って来てもOKです。 夏休み、年末年始のお休みがあります。
そして、日本語を勉強するだけでなく交流行事もあります。例えば課外学習では「教室を出て」 いろいろなところに行きます。また、料理会も実施しています。以前はみんなでご飯を作って飲食をしていましたが、人数が増えてきた為、昨年は持ち寄りパーティーをしました。今年の新年会では、日本のお正月の遊びや習字もしました。各行事を通して学習者は日本の習慣や文化を知り、私たちも各国の習慣や文化を知る機会を得ています。

2024年 新年会
横浜市民防災センターへ課外活動

活動への参加方法を具体的に教えてください

参加資格は月1回の午後のミーティングを含め、毎週活動に参加できることです。 鶴見国際交流ラウンジが主催する日本語ボランティア入門講座を受けていることが望ましいですが、今後受講する意思があれば、いつからでも入会できます。
日本語を勉強する人の言語は様々です。日本語は日本語を使って教える「直説法」で教えています。育成講座ではその点以上に、地域で日本語を教える意味、役割、心構えを学ぶことができます。
興味を持たれた方は、鶴見国際交流ラウンジ(045−511−5311)までご連絡ください。

活動に参加したい人へ一言お願いします

病気、介護、育児等、不測の事態にはフォローしあいながら、ベテランも新人も一緒に悩み、楽しんでいます。ぜひ活動してみませんか?


最後に、最近この会に入会したボランティアの方に、参加の決め手について聞いてみました。

Aさん(女性): 「日本語で楽しむ会」のアットホームな雰囲気に惹かれて活動に参加しました。 学習者さんや仲間との授業はとても楽しくお互いの学びの場になっています。 また、年に数回のイベントでも交流を深められるのが、この会の魅力だと感じています。

Bさん(男性): グループでの学習なので、先輩ボランティアさんから色々と教えて貰えると思った点と、和気あいあいとした雰囲気で「勉強を教えている」という感じではなく「日本語を通じて学習者との交流を図っている」と感じた点が、この会に入会しようと思ったポイントです。

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