脈に連動する身体の変遷

蒸した中でも音はテンポを濁さず

リズムが生まれて

それを主として身体が揺れる

無邪気に踊る 骨肉 手招かれて 瞼は落ちる


なにへの反応も 感じるままに

流れ流れて流されて

流し流れて


混濁の水 粘膜を侵して 慎みを求むまま

赤色が乾いて 赤色が固まって

これをもって完とする

留める我と痛みの終焉


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