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12機目「非属の才能」
11機目の「孤独と不安のレッスン」の次に読んでほしいのはこちら。
「非属の才能」(山田玲司 光文社新書)
「スラムダンク」の井上雄彦は、小学校のクリスマス会を「自由参加でいいですよね」と言ってサボっていた。
「孤独」と「不安」のレッスンにも書かれていたけど、日本社会の「同調圧力」はものすごい。そこに適応していると、いつの間にか「定置網にかかった人生」が待っているのだと著者は言う。
思考停止した魚たちをマスメディアを活用したキャンペーンでごそっとさらってく、これが世の中の定置網漁法だ。
定置網にかからないための方法は「逆張り」と「直感」。
「逆張り」:
世間が言っているのと180度逆をいってみる。みんながベンツに乗っていたら、軽トラに乗ってみる。「車でスピードを出すのって、右足を踏み込めば誰にでもできること。サーフィンでスピードを出せる人の方が100倍はかっこいいですね。」
なるほど。たしかに必要以上にいい車に乗りなさいと言っているのは、自動車メーカーの人間だ。
もうひとつ「直感」:
著者の友人は言う。「インターネットで辞書を引くような愚行は絶対にしない」と必ず広辞苑で⁻。その心は、「アナログの辞書では、たとえば、獅子舞(ししまい)のとなりに、静寂(しじま)と地志米(じしまい)という言葉が載っています。僕は辞書を引くときは両隣の言葉も同時に調べるので、一度に三語を吸収することができるんです。」
なるほど。
熱いな、これ。
人生を変える出会いは「なんとなく直感」で決めたときが多い。これは著者の経験則だが、そのとおりだと思う。
若者はもっと、自分の直感を信じてもいい。
定置網にかかった人生を卒業しよう。
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