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21機目「シェアライフ」

「シェアライフ」(石山アンジュ クロスメディアパブリッシング)

本日の3冊目はこちら。日曜日に新潟市でトークを聞いてきたので、衝撃を受けて。

~~~ここからトークメモ

英語を学ぶのは、グローバル人材になるためじゃなく、シェアの時代に生きるため。

個人の意思<会社・組織の意思への違和感。本当の幸せって何?問いをあたためた。

シェアリングエコノミーは、定義がない。たとえば江戸時代の長屋暮らしのこと。

東洋の思想からくるシェア。ニューエコノミーとしてのシェア。
「世界中の1000人とお醤油の貸し借りができるようになった。」

TABICA:みんなの当たり前が誰かの旅になる。
https://tabica.jp/

近所で、会って、助け合い
https://www.any-times.com/

持っているあらゆるものをシェアすることができる。シェアすることでコミュニケーションが生まれる。

個人が供給者になれる。⇒個人の社会参画革命

組織から個人へ。つながりの希薄化、孤独、貨幣価値に支配される価値観

「教える」をライフスタイルに。教育に正解はない。テクノロジーの助けによってあらゆるものが教育資源になる。

つながりシェア保育園
http://seiwagakuen.ed.jp/tyo/

あるものを組み合わせる。ブリコラージュ。
地縁・血縁・所属組織でつながる⇒消費・趣味・価値観でつながる

「シェアで居場所ができる」居場所っていうのが場所のことじゃなくなる。

シェアは「信頼」で成り立つ。

「信頼」の移り変わり
1ローカルな信頼
2制度に預ける信頼
3テクノロジーによる信頼

ピアツーピアでの「信頼」の構築。それは食べログみたいに「数字」なのか?っていう疑問。レビューを含め、信頼の構築シーンにも自ら「参加」すること。

日本のシェア=共助と共創
人・企業・行政がともに創造する社会
「シェア」っていうのは壁を超えるためのツール。参加・参画社会へのもっとも簡単なテイクオフ

教育シェア宣言:秋田県
https://unleashmag.com/2017/10/03/edu-share/

教育をシェアするという社会実験
https://unleashmag.com/2017/09/22/social-experiment-edu-share/

~~~ここまでメモ

「シェア」

気軽に使っていたけど、大きな大きな「ワールドシフト」がその先にあるように感じました。

参加型社会。
最大のケアは「参加」ではないか?

って去年の今頃、島根の雲南で「コミュニティナース」の活動を知ったときに感じたことです。

その「参加」へのもっとも簡単な方法が「シェア」なんじゃないかって思いました。

コミュニケーションツールとしても最強だなと。

個人として、つながりのある個人として、シェアの時代を生きていくというリアル。それをものすごく感じた時間となりました。

「シェア」へのシフトは止まらないでしょう。

それはおそらくはそれ以前のシェアじゃない時代のほうがもはや特殊だったのです。

資源が無限にあり、モノは無限にあふれて、それを消費する人たちも次から次への生まれて、経済を回していく。

ふと思ったのだけど、「経済を回す」っていうのは、「使い捨てをする」っていう事とはまったく違うニュアンスがあります。

回す。
シェアする。

ということは、経済が「経世済民」という本来の意味で使われるとするならば、あきらかに「シェア」のほうが理にかなっていると思います。

それにしても、僕がいちばんヒットしたのは、参加・参画社会への「シェア」でした。

「シェア」することで、人は「参加」できる。そのコミュニケーションの入り口に「シェア」がなるんだ。そこに可能性を感じました。

そしてそれは、田舎であればあるほどインパクトがあるのだろうと思います。田舎こそ、テクノロジーを活用したシェアをやっていこうと。

自由とは?
家族とは?
働くとは?
学ぶとは?
暮らすとは?

そんな問いがたくさん詰まっている本です。
そしていちばんは、「シェア」という問い。

19機目、20機目で紹介した2冊。「心の時代にモノを売る方法」「評価と贈与の経済学」と合わせて読むと、より深まります。

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