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震々(ぶるぶる)

「名は体を表す」を地でいく震々(ぶるぶる)は「ゾゾ神」「臆病神」とも呼ばれ人が恐怖を感じた時にゾッとさせる妖怪。

ちょうど木を抜いた所に現れた様に見える。
「気を抜かれる」とは「肝を抜かれる」と同義でびっくりするとか驚かされたという意味だが、「木」と「気」をかけた駄洒落なのかもしれない。

鳥山石燕『今昔画図続百鬼』より「震々」

もしくは鍬、鍬、ススキ、そしておそらく榊の様な木と、地鎮祭を連想させる様な小道具、さらには震々という名前から地震も連想出来る。
「あの地震の恐怖を忘れる事なく「木」(気)を抜くな」という戒めの妖怪なのかも。

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