都留市立図書館3階は幼児専用スペース。子連れも安心して楽しめる
図書館は静かにしていなければいけないというイメージですよね。
子どものために絵本を借りに行きたい! けどうるさくしたら迷惑をかけてしまう…と考えて躊躇してしまう人も多いのではないでしょうか?
私も2歳の子どもが走り回ったらどうしようと悩み、図書館に足が向かない日々でした。
ですが、都留市立図書館は子連れでも安心して行ける工夫がたくさんあるんです!
親子に寄り添う、優しい場所を紹介します。
図書館内の雰囲気は?
図書館スタッフの方によると、都留市立図書館の3階は子連れも大歓迎の場所だそうです。
都留市立図書館は、まちづくり交流センターの2階・3階にあります。
2階はイメージ通り、勉強や読書を目的に来ている方がほとんどなので静かに過ごす必要があります。
3階は学生が利用する自習スペースもありますが、幼児向けのコーナーが多いフロアなので、比較的気兼ねなく利用できます。
「勉強してる人がいるから静かにさせなきゃ…。」
「座って読みなさい!」
など子どもに厳しく言わなくても、周りへの少しの配慮だけでよいのが嬉しいですね。
2歳の娘もたくさんの絵本や空間に興味津々で、あちこち歩き回ってフロアを探索したり、絵本を見ながら大きな声で発見を楽しんだりしていました。
それでも館内の雰囲気はあたたかく、変に気を張らなくても大丈夫なんだ…とホッとしました。子どもとお話しながら、ゆっくりと絵本の世界を楽しむことができますね。
室内もオルゴールを流して、静かな空間にならないような配慮をしていますよ。
館長さんもスタッフさんも温かい目で見ていてくれるので、安心して利用することができます。
安心して利用できる3階幼児フロアの紹介
3階の幼児フロアがどんなところか、何があるのか紹介します。
おはなしコーナー
このスペースは靴を脱いで利用します。
カーペット仕様なので、赤ちゃんがゴロゴロしたりハイハイしても大丈夫なようになっていますよ。
低めですが小上がりになっているので、そこから落ちないように気をつけましょうね。
ソファーやテーブルも角が丸くなっているので、つかまり立ちや伝い歩きをしても安心です。
赤ちゃん用絵本や幼児用の絵本・大型絵本や紙芝居がたくさんあるので、上の子も一緒の空間で読み聞かせが楽しめますね。
子どもの興味を引く本棚
背表紙を向けて本棚に入れてある絵本もたくさんありますが、なるべく表紙の絵が見られるように置いてあります。
子どもはあらかじめこれが読みたいと思って探すのではなく、表紙を見てこれを読んでみたいと感じることが多いですよね。
「なるべく表紙が見られるように配置して、子どもが自分で読みたい本を探せるようにしています。」
と館長さんがお話してくれました。
本棚自体も低く設計してあり、子どもの目線で絵本がよく見えるようにしてあります。
子どもたちが自分で好きなものを見つける楽しさもあり、それにより絵本に興味がでるきっかけになるといいですよね。
親も子どもが今何に興味を持っているのか知ることができ、新たな発見につながります。
お気に入りの場所が見つかるソファー
フロアにはあちこちに椅子やソファーが置いてあります。
見つけた絵本を好きな場所で読めるように、いろいろなタイプの椅子を設置しているそうですよ。
2歳の娘は絵本を見つけるとソファーに座り、違う絵本を持ってきては座り…とお気に入りの椅子で絵本の世界に入り込んでいました。
窓際のソファーはひだまりで暖かそうだし、円形の椅子もすてき!
今日はどこに座ろうかな? と子どもたちとワクワクしながら行くのも楽しいですよね。
CDやDVDも借りられます
子供向けのCDやDVDも絵本とともに借りることができます。
CDはオルゴール系・幼児アニメ系などの種類がありますよ。
たくさんあるので、どれにしようか迷ってしまいますね。
DVDは大人向けの映画も置いてあるので、子どもが観たいものを探すついでに、親が観たいものも探せるのでいいです。
貸出期間は1週間、3点まで借りられます。
借りたいときは?
図書館で子どもが気に入った絵本や読んでみたい、聴いてみたい物を借りることができます。
自分で購入するのは保管場所もお金も大変ですが、図書館なら読みたかったものや新たなジャンルの絵本にも気軽に挑戦できますよ。
子どもが気に入れば書店等で購入も検討できますし、何を読んだらいいのか分からなくても試すことができるので、利用するメリットがたくさんあります。
借りる手順は以下になります。
初めて借りるとき
利用登録申込書に記入を行い、住所の確認ができるもの(運転免許証・健康保険証など)を提示して登録をしてください。利用者カードがもらえます。
借りるとき
借りたいものを利用者カードと一緒に貸出カウンターまで持っていきます。
返却するとき
カウンターに出してください。
利用者カードは必要ありません。夜間や休館日などで図書館が閉まっている場合は、1階玄関に設置してある白い返却ポストで返却することもできます。
読書の記録通帳って何?
読書の記録通帳とは銀行通帳と同じように、借りた本の題名・作者・借りた日が記載されます。
都留市立図書館では、申込書を提出すると読書の記録通帳がもらえます!
見返したときにいつ借りていたか、どんな本を読んできたのか一目で分かるので、子どもたちの思い出として残せますね。
読書の記録通帳の申込手順
利用者カードがない場合は、利用登録申込書に記入してカードを作ります。
カードを持っている場合は、利用者カードを持参しましょう。
通帳発行申込書に記入をして、市立図書館に持っていきます。
読書の記録通帳がもらえます。
1冊で300冊の記入が可能なので、たくさん借りても大丈夫!
子どもにたくさん絵本を読んであげたいけど、どのくらい読んだのか、何を読んできたのかなど自分の成果が見えないと途中で挫折してしまうこともあるかと思います。
記録がいっぱいになる頃には、子どもはどのくらい大きくなっているのかな?と想像してしまいますね。
読み聞かせのモチベーションにもなるので、読書の記録通帳はとてもおすすめです!
その他の施設は?
おむつ替えスペースは、1〜3階のトイレに設置してあります。
1階にはバリアフリーのトイレもありますよ。
広いスペースなので、ベビーカーも一緒に入ることもできます。
使用したおむつは捨てるところがないため、各自でお持ち帰りをしてください。
授乳スペースは、1階にある交流室内にあります。
そこでは、広い室内に滑り台や遊具、おままごとや知育玩具などの遊び場があり、0歳からどなたでも無料で遊ぶことができます。
予約は必要ないので、入退室も自由にできます。
飲食も可能ですが、ごみは各自でお持ち帰りしてくださいね。
本に飽きてしまった時には、1階の交流室で遊んで帰るのもおすすめですよ。
駐車場は交流センター施設内にあります。
開館時間・休館
交流室利用時間・休室日
まとめ
3階の図書室は幼児フロアになっている
声が大きくても歩き回っても大丈夫
絵本の陳列にも工夫をしている
読書の記録通帳があり、読んだものを記録してもらえる
おむつ替えや授乳スペースも施設内に設置されている
1階に交流室もある
都留市立図書館は子連れでも安心して利用できますね。
子どもにたくさん絵本を読み聞かせしたいと思っている親御さんにおすすめしたい場所です。
ぜひ図書館に足を運んで、親子で絵本コミュニケーションを楽しんでください。
▼公式HP
▼アクセスマップ
(2023年11月25日取材)
取材スタッフ:クーリア
撮影 :クーリア
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