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アポロさん著『アンバーアクセプタンス』を読んで 1127字

もう何週間前になるだろうか。
noter アポロさんが note で
小説を書くと知ったのは。

今回のタイトルからして、
私は「はてな」だった。
アンバーって?アクセプタンスだって?

あらすじを読ませていただくと、
どうやら近未来の話のようであった。
生まれたのは今年のようであるけれども、
正体はアンドロイドだという。

舞台は2046年。
そう遠い未来でもない。

リアルな現実感も伝わって来そうな
内容のようで、私は身構えてしまった。

ほんとに読みたい時だけ
一章ずつ読んでいたのだけれど、
今日は一気に終わりまで読んで
しまった。

話を読み進めていく内に、
子ども、もしくは若者の思いが
語られた物語と読んだのだった。

舞台は宇宙であったり、
SFファンタジーな事のようだけれども、
私の感想は一つ。

誠実さ、ピュアネス、健康的思考が
世界を平和へと導く。
そしてそれを持っていがちな
人間であったり、アンドロイドの
愛に頼る者たちの群像劇のようにも
感じたのだった。

愛は地球を救うとは、
どこかで聞いた言葉だけど、
人間の思考が救いようの無い
境界へ来た時、
頼りになるのは
子どもや若者の持つ健康的な
知性なのだと訴えられている
大人にとってはどうしようもないね、
という情けない話であったと、
勝手に解釈している。

私自身、情けない大人として、
これからの子どもたちや
若い人に平和への志向を
意志表明してゆく必要性や
行動力の使命を感じたりもした。

ここまで書いて、
そういえば
noter の うみのちえ さんも
感想文を書いてらしたことを
思い出して、読みに伺ってみる。

・・・。

すてきな感想文だった。
この作品を前に右往左往している私なんかよりも、
より物語に入ってゆける うみのちえ さんを
尊敬します。

この小説の物語る事はあまりに多い。

メッセージは一つに収斂してゆく
展開になっているようにも
感じられるけれども、
起こりやすい大人の都合なり、
気持ちであったりもしっかり
描写されていた。

アンバーの涙ぐましさが
印象的であった。

私の教養の無さ、世間知らずの事で、
詳細に理解が澄み渡った訳では
無いのがお恥ずかしいところだけれども、
著者に注目するなら、
ファンタジー小説を独自に書く
一つの美学を提示なさった感もある。

いずれにせよ、
こんな文章にはお目に掛かったことはない。

読み終えた後も、
この作品は息遣いをしている。

だからこの段になっても
感想をまとめられない。
今、起こっていることに
直面している気分であるから。

本来は、アンバーでなく、
いい年をした大人が
平和への志向と行動に
働くべきなのだと、
ごく個人的に感想を抱いたのでした。

アポロさん、
私なりの感想を書かせて
いただきました。

読解力に欠ける私を
赦して欲しい。

拙い、そして
至らない感想文でした。御免。

つる 拝

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