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つる の日記その295(829字)

こんばんは。
毎度お世話になっております。
つる です。

ヘッダー画像は、
これも毎度お世話さま、
Uchuu さんのイラストです。
みんなのフォトギャラリーより。
ありがとうございます。

さて、
今夜のこの日記にても、
短歌自主トレーニングを
したいと思います。

昨日に引き続きまして、
与謝野晶子『 みだれ髪 』より、
一首選んで、
それに私が返歌を付ける、
という趣向です。

それでは参ります。

まず、与謝野晶子の歌は、

うたたねの君がかたへの旅づつみ
恋の詩集の古きあたらしき

を採り上げます。

まず読み方はどうしましょう。

とりあえず、
(うたたねのきみがかたえの
たびづつみ
こいのししゅうのふるき
あたらしき)

と読むことにいたします。

まず、「かたへ」が
分からないので、
調べますと、
およそ想像はしていました
けれども、古語辞典に

一対の片側。

ほどの意味としてありました。

私の歌の読み方として、
分からない言葉が
出て来ましても、
一首全体から、その言葉の
意味を類推することが
よくあります。
間違った解釈をしていることも
多いのですが。

「旅づつみ」。

これも、一首から想像しますと、
列車の旅か何かで、
携帯していた詩集の包み、
かと想像しました。

歌の眼目
(読むべきところ、注目点)は、
「古きあたらしき」
かと思われました。

作者の想像は、自分の恋の
色々か、
はたまた彼の経て来た
恋の色々か。

それに対して、
返歌を試みます。

(作歌中。。。)

目覚むればかたへに君が
旅の窓を見つむ横顔今よあたらしき

(めざむれば
かたえにきみが
たびのまどを
みつむよこがお
いまよあたらしき)

*旅の車内にて、眠ってしまった。
目覚めてみると、
車窓を見つめる君の横顔が。
ああ、そうだ、
私は今この人と新しい恋を
しているのだった。

ほどの意味として、
詠んでみました。

恋の歌を多く詠んだ、
与謝野晶子。
それに甘んじて、
歌の勉強をさせていただいて
おります。

それでは、今日の日記は
この辺で。

みなさまのご無事と
ご自愛のほど、
お祈り申し上げる次第です。

またしばらくです。

つる かく

お着物を買うための、 資金とさせていただきます。