ゆず さんのエッセイを読んで(読書感想文) by つる(1058字)
最近、少しずつ読書を再開している。
そんな折、
以前から読んでみたいと思っていた
noter ゆず さんの本(エッセイ)を
ついに手に入れたのだった。
タイトルは、
『高卒夫婦がフツーに子育てしていたら、
子どもが3人国公立大学に合格できました』
だ。
実は私には、少々苦いタイトルである。
なぜなら、私は
国公立大学には受かったものの、
1年留年をしてしまい、
卒業せずに自主退学してしまったから。
しかしながら、
素直にタイトルには惹かれた。
どうすれば、そんなことが
可能なのだろう。
私は現在まで独身だけど、
興味を覚えたのは、
note で近しく付き合わせて
いただいている、ゆず さんを
『本』という形で読ませていただいて、
知りたかったからだった。
読んでみると、
第1章と第2章に分かれていた。
第1章は、タイトル通り、
お子さんの受験体験記録。
第2章は、ゆず さんご自身の
子ども時代の頃からの
家庭環境などについて。
読んでみた感想としては、
ゆず さんは、
とても充実した人生を送って来られたのだなぁ、
というのが、まず一つ思いました。
そして、誤解を招く表現と
思われるかも知れないけれども、
タイトルの『フツーに』という
言葉通り、
この本自体も『フツーに』
書かれていることも、
とても印象的に思ったこと。
個人的見解なのだけど、
普通の印象を与える文章というものは、
そうそうお目に掛かれるものではない。
ゆず さんの文章は、
素直にその時感じたこと、
思ったことを純度100パーセントに
近い形で、話を進めてくれたので、
この本に、一喜一憂しながら、
楽しく読ませていただいた。
楽しい話もあり、
悲しい話もあり、
いちいち共感、感情移入しつつも
やはり『フツー』の印象であった。
ある意味、受け取り方によっては、
波乱万丈な人生とも
読める内容なのであるけれども、
それを淡々と綴る
ゆず さんのお人柄が伺えて、
私は、
恐縮ながら微笑ましく思ったのだった。
言葉の端々に、
ゆず さんのぬくもりを感じる
エッセイだ。
自身の人生そのものを
エッセイとして書くのは、
とても困難も感じられたことと
思われます。
でも、
ゆず さんの持って生まれた
資質なのか、
周りに集まる方々のあたたかい人情、
愛情に囲まれて、
すてきな人生を歩まれて来たのだなぁと
思いました。
詳しい内容については、
未来の読者の方に譲るとしまして、
私はこの本を読めて良かったことだけは、
お伝えしたいと思います。
ゆず さん、すてきなエッセイを
読ませていただいて、
ありがとうございます。
生きる『力」を添えてくれる、
すてきな本です。
以上、私の読書感想文でした。
ゆず さん note