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園医つる の『文法って、や!』

こんにちは!

俳句幼稚園、園医つる です。^^

今回の記事は、
俳句を詠むときの、
古語文法について、
私の ” 独断と偏見 " によります、
自身の経験を語りたいと思います。

つる は、
こんないい加減に文法、
使ってたのか!
と思わせるのが
狙いの、超いい加減記事なので、
園児さん、始め先生方も、
ご了承願います。。orz

早速、参ります。
参考文献は、

句集「花冷え」村上田鶴子
東門書屋

より、です。

『 切れ字を使う 』

まず、切れ字は、
「や」「かな」「けり」。
この三つを覚えれば、充分です。

「や」の例句。

鎌倉や坂なだらかに蝶生る

読みはどうしましょう。
(かまくらや
さかなだらかにちょううまる)
でしょうか。

それはともかく、
切れ字「や」です。

鎌倉「や」。
これをどう読むか。

ああ、鎌倉よ。とか、
私の鎌倉よ。とか、
鎌倉に感じ入る表現として、
私は採ります。

ああ、鎌倉に感じ入って
いるのだなあ、くらいの
感想です。^^

名詞に「や」を付けるところから、
始めてみましょう。🍂

それでは、次に行きます。

万葉歌碑探し当てたる薄暑かな

季語「薄暑」は、文字通り、
ちょっと暑い感じ。初夏です。

上六の字余りでしょうか。
読みは、こんな風かな。

(まんようかひ
さがしあてたるはくしょかな)

切れ字「や」と「かな」の意味は、
ちょっと似ている感じがします。

「や」は、大きな感動ぽい。
一文字なので、余計に感じます。

一方「かな」は、その音の
感じからして、
ちょっと柔らかい雰囲気を
感じます。

意味としては、どう読みましょう。

薄暑ですので、少し汗ばむ陽気の中、
探していた万葉集の歌碑、
つまり石碑に辿り着いた。
その、やっと探し当てたよ、と、
軽い感動を持って、
「かな」を用いたのが、
初夏の気分をよく表していて、
すてきに思いました。^^

それでは、最後に「けり」。

秋の蚊に男ばかりが刺されけり

蒸鰈夫に病後のありにけり

ともに「けり」が
つかわれていて、切れ字「けり」
でしょう。

用法としては、二句とも
スタンダードな感じがします。

一句目は刺さる、の動詞に
直接「けり」を付けて、
切れ字と共に過去形を
表しているようです。

二句目もよく使われる
表現です。

ありにけり
読みにけり
立てにけり
打ちにけり

などなど、説明しますと
ややこしいですけれども、
俳句で使われる動詞は、
私の個人的印象ですけれども、
そんなに沢山覚えなくても
いいかなあ、という印象です。

見る、聞く、話す、
匂ふ、など五感を
表す言葉が基本と思えば、
詠み方も取り組みやすい
ですし、
読者の方にも、優しい
分かり易く伝わり易く
なると思って、
よく使っています。

また、シンプルな言葉だけに、
意外と句力が試されます。

簡単な言葉の句ほど、
実は勉強にはもってこい
かもしれません。^^;

あぁ、千字を超えました。

ぱっと思いつきで
書きたくなりましたので、
軽い読み物として、
どうぞ受け流して下さいませ。
m(_ _)m

私は、習うより慣れろで
詠んでますので、
一句でも多くの
先人の句に触れることを
おススメいたします。🍂

それでは、大変
失礼いたしました。☆

幼稚園マガジンへ、
放り込んでよいか
迷いますけれども、
園医つる としまして
どうぞよかれと思い、
登録させていただきたく
存じます。☆

それではまた、しばらくです。

みなさまのご健勝を
お祈り申し上げます。🍂

園医 つる かく

お着物を買うための、 資金とさせていただきます。