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つる の日記その294(757字)

みなさまこんばんは。
毎度お世話になっております。
つる です。

ヘッダー画像は、Uchuu さんに
よります。
みんなのフォトギャラリーより
お借りしています。
感謝申し上げます。

今夜は、
少しだけ与謝野晶子の歌集
『 みだれ髪 』を
拾い読みしていました。

その内に、
少しアイデアを思いつきまして、
与謝野晶子の歌に、
返歌を作れば、
歌の勉強になるかな、と
思ったのでした。

早速、
今時分の季節を
絡めた歌を探して、
一首見つけました。

夏花に多くの恋をゆるせしを
神悔い泣くか枯野ふく風

まず、夏花の解釈が
難しいです。
五音と読むなら、
「なつばな?」
夏の花、という意味に
取れるのでしょうか。

ところが、
ネットで調べますと、
「げばな」と申しまして、
夏安吾、夏に供える花、
などの意味が出てきました。

「げばな」と読みますと、
妙な字足らずの歌に
読めてしまいます。

「神悔い泣くか」と
ありますけれども、
神も仏もごっちゃに
考えている風ではないと
思われるので、ここは単に
「夏の花」と
私は個人的に読んでみたいと
思いました。

とりあえず、問題は
そこだけのようで、
私の返歌を考えました。

ゆるさるる風に枯れつつあまたなる
恋百年はつづくよき問はね

(ゆるさるるかぜにかれつつ
あまたなる
こいももとせはつづくよきとわね)

かなり、ノリで返してしまって
いますけれども、
あえて自己解説しますと、

与謝野晶子の歌は、

枯野ふく季節に、
夏の恋をゆるしたことを
神悔いて泣くか、
と託して詠んでいるかと
見ました。

それに対する私の返歌は、

たくさんの恋の末の枯野は
ゆるされるものですよ。
恋というもの、
百年をつづきましょうか、
よくは問わないでも
よろしいかと。

ほどの意味として、
詠みましたつもりです。
🍂

あぁ、今回は短歌のお話でした。

それではまた。
ご無事とご自愛のほどを
お祈り申し上げます。

しばらくです。

つる かく

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