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記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。

これまでに観た海外ドラマいくつか

【個人的最高峰】
『ブレイキング・バッド』
海外ドラマにハマるきっかけとなったドラマ。すでに完結した後で見始めたので、睡眠時間削って一気に観た。本気出して丁寧に人間を描いてこそ物語は生まれる、逆はあり得なかったのだった、ということを教えてくれた作品。

『ベター・コール・ソウル』
スピンオフでありながら本家よりさらにクオリティを上げちゃった傑作。とりわけ最終シーズンの凄みは類を見ないほどで、すべての言葉を失うような素晴らしさだった。

『ゲーム・オブ・スローンズ』
超一流の群像劇。「こう来たらこう」的な安っぽいお約束に囚われていた自分を知り恥じるという強烈な感動体験がそこにはあった。シーズン1第9話で受けた衝撃は今でも忘れられないが、それをさらに上回るあのキャスタミアの雨。何度思い出しても震える。最終シーズンのデナーリスには賛否両論あるが、彼女はドロゴに売られたときから尊大で不遜な誇り高き王だった。それは全シーズンを通して一貫しており、ゆえにデナーリスは闇落ちなどしていない。最初から闇だったのだから。真に命を吹き込まれたすべてのキャラクターたちがさまざまに蠢き、躍動し、世界を紡いでいく。語りだしたら10年はかかるほどの名作。

【かなり好き】
『殺人を無罪にする方法』
能力が高い人間が結局一番苦労する、という話。アナリースはひたすら周囲に巻き込まれて振り回されてこき使われる気の毒なひとであるが、頭がキレて聡明、かつ人間味にあふれた、個人的には愛すべき人物だった。彼女が見たくてこのドラマを完走したと言っても過言ではない。愚かな学生たちもその人となりが丁寧に描かれていて、好きではなくても理解はできる。周りで人が死にまくってとにかく大変。

『シャーロック』
ホームズは小学生の頃の私が目指した「いつかこうなりたい人物像」であり、つまり私にはホームズについては一家言ある。そんな私を唸らせたどころか骨抜きにまでした一作。ただしストーリーテリングは正直どうでもよく、私が夢中だったのはシャーロックであった。多分途中の一時期は恋に落ちてたと思う。おかげでベネディクト・カンバーバッチの大ファンだと錯覚さえしてしまった。大好きなのはシャーロックでした。最終的にシャーロックが社会の枠に入っていく流れはあんまり好きじゃない。

『ビッグ・リトル・ライズ』
なんとなく見始めたドラマだったのだが結構好きだった。質の高いミステリーでありながらも女たちの心の動きや揺らぎもつぶさに繊細に描かれていて、身につまされたり、共感したり、ときには再認識したり。基本的にはつらい話なのだが、ある種の救いさえあった。絶対にいただけないのは副題で、「セレブママたちの憂うつ」ってほんとなんですかこれ。これだけでターゲットの視聴者呼び込めないしほんとなんなんですか。と思っていま見てみたら、アマプラでもどこでも現在はこの副題が消えているようだ。評判悪かったのかな。そりゃそうだろうが。

【まあ好きなとこもある】
『ブラックリスト』
とにかくレディントンだけで引っ張り続ける長編大作。ジェームズ・スペイダーじゃなきゃここまで続かなかったのでは。「今度こそレディントンの正体が明らかに」と毎シーズン噓ぶっこき続けてシーズン10まで続いてしまった。ある意味すごい。実はシーズン8までしか観ておらず、完走するかギブアップするか迷っている。10でも正体明かされなかったらどうしよう。レディントンがひたすら魅力的で、他はどうでもよくなるほど。


他にも思い出し次第追記予定。


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