帳尻を合わせる
帳尻(ちょうじり)を合わ・せる
1 収入と支出とが合うようにする。「年度末に借金して―・せる」
2 最終的につじつまが合うようにする。「話の―・せる」
来月の頭あたりに、仕事が予定されそうだ。
不定期ではあるけれど、毎年数回はやってくる仕事で、一旦入ると大体1ヶ月くらいは、その仕事にかかりきりになる。
その仕事は、連日人前に出て話をするような仕事。
僕は、人前で話をすること自体は苦ではない。
ユーモアのセンスもある方だし、堅い話を抽象化してアナロジーを用いてわかりやすく伝えることも得意。人にウケるポイントがなんとなくわかっちゃうし、説明に緩急をつけるのもわりと上手くできる…
んなわけはない。
そんなことがいとも簡単にできる人になりたいです。まじで。
毎回手汗びっちょりだし、横にあるモニターに映る自分の顔は、目が笑えてない。けど口は必死で笑顔を作ろうとしてるっていう不自然なやつ。
僕にとっては、始まる前にしっかり準備をしておかないと、色々大変な目にあうこと間違いなしの類の仕事ではある。ユーモアのセンスは壊滅的ですしね。
どの順番で説明するのかとか、なにか実例や比喩を使って例えた方がわかりやすいかな?この辺はちょっと説明が続くから冗談っぽいことを織り交ぜなきゃ。もっとここは参加してもらうために、質問を投げかけよう。などなど。
その場でとっさに思いついたように演じてるだけで、実は全部台本通り。くだらないことを言ってる場面でも事前に繰り返し練習したりしている。なんせユーモアのセンス壊滅的ですから(2回目)
なので、やることはてんこ盛り。
なのに、僕がおもむろに取り出すはiPhone。
YouTubeを見始めて、挙げ句関連動画まで見始めて、気づけば前日をむかえ、焦りに焦って上の準備を、毎日ほぼ徹夜で仕上げていくのです。
先日、ふとスノーボードに行こうと思い立った。
4年振りなのだが、せっかくゲレンデがこんなに身近にあるのに、ウィンタースポーツをやらないのはもったいないと思い立ち、友人に声をかけ週末にスノーボードに行く約束を取り付けた。
せっかく久しぶりに行くのだから楽しみたい。
けど、そのための準備はいくつかあった。
まずはしばらく使ってなかった板をトランクルームから引っ張りり出してきて、ワックスを塗らなければ。ワックスを塗るとなれば、できればホットワックスがいいな。近くのムラスポに持っていこう。明日ね。
ウェアは押入れにしまってあるのを引っ張り出してこなきゃ。ま、これは場所はわかるから後でいいや。
あれ、そういえば、ゴーグルやキャップはどこだっけ?確かウェアと同じ場所にしまってはずだが見当たらない。後で探しておこう。
結局、上記の準備は何一つしておらず、これまた前日をむかえ、とりあえずスプレー式のワックスを振りかけ、結局見つからなかったキャップは普段使いのニットキャップで代用してゲレンデに向かうのでした。
帳尻が合えばいいことも多いかもしれないが、帳尻を合わせるための追い込みは結構しんどい。そして悔いが残ることが多いように思う。
ちょっと何かトラブルが起きようものなら、下手をすれば信頼もなくしてしまう。これが一番怖いかも。
今の北海道では、生活道路脇には大きな雪山ができて、車がすれ違えないほどに道が狭くなっている。全然雪が降らないなと思いきや、記録的な大雪がいきなり集中的に降り出したためだ。
そこは帳尻あわせなくていいのに…
でも、開催に影響も?と言われていた「札幌雪まつり」も無事終わったらしい。
しかもちゃんと毎夜、除雪車がフル稼働で除雪してくれてます。ありがたや。
そして、こんなnoteなんか書いて現実逃避してないで、ちゃんと来月の仕事準備をしようと思います。
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