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Zelda : Trace : 2023051702 : TsDrP
No.0013 今回は重大なネタバレなし
始まりの空島から、その上の島を目指すの巻その二
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木は競うものもなく伸びる。魚は異なるものなしに育つ。木霊は島に一人、床に就く時間である。数株のキノコを採って、ここが二つ目の島だと識る。
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二つあった筈の宙に浮く物体は、二つ目の島に上る時、点滅して消えてしまった。そこから少し肉で押して、扇風機を使った方が早いことに気がついた。なあんだ。肉エレベーターは世紀の大発見じゃなかった。最初からこれを使った方が早くて楽だったのだ。
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あれが最後の島。且つ、最初の島。今見えている上下二つの下の方から更に下へ落ちた。今度は上を目指す。空はあけぼの、朝日に近づきつつある。
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朝日がハイラルの絶巓を照らす。ウルトラハンドの糊は蝋ではない。この回転翼は溶かされない。島の木目を開きこちらに気付いたようである。
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風 凧 凪
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島には大きな樹の骸があった。どうやって育ったのか。どうして斬られているのか、どこに根を張っているのか、その全てが不可思議な樹である。ただ不気味や畏敬は生まれない。あの中に入ってみたいと思えるほどだ。この樹と他の巨大なものとの差異は、それが空洞か、壁かというところにあると思う。
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滑走路と翼があった。ここから落ちると、時の神殿の上あたりを通過するような、またはそこに着陸できそうでできない位置に飛び込むようになっている。誰が使っていたのか、ここも不思議が残る。
空の上、島の上の島々は、下界の島を凝縮したような風景を撮れた。例えるならば腕時計だ。腕時計を分解してそこに眠る様に入り込む。そういう体験ができた。
今回はここでおしまい。まだまだ遊び足りないので、続く!