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ネイルアートをしないという選択

私は検定モデルを頼まれた時以外で、自分のためにネイルアートをしたことは、大人になってから1回しかない。

成人式の時はネイルチップだったし、結婚式の時に一度だけネイルサロンでネイルをしてもらったけど、それもすぐに外した。

ネイルアートが嫌いなわけじゃない。むしろ大好き。細かい作業好きだから、ネイルチップ作るのも好きだし、自分にもジェルネイルやりたい。

でも、やらないって決めてる。

それは尊敬してるヘアメイクアップアーティストの考え方に共感してるから。

「人間は無意識に、目に入るものに影響を受ける。例えばかっこいいメイクを依頼された時に、自分の爪が可愛らしい見た目だったとしたら、メイクの時に見える自分の手元の可愛らしさに少なからず影響を受けて、どこかしらに可愛らしい要素が出てくる。だから、プロのヘアメイクアップアーティストはネイルアートをすべきではない」

その、徹底したプロ意識がかっこいいなと思って、私はその人には技術も知識も遠く及ばないけど、精神だけでも近付きたいと思って、ネイルアートはしないって決めてる。

私は割と影響受けやすいタイプで、お客様にメイクしてる時に、ふと、この人石原さとみさんに雰囲気似てるなーって思うと、無意識に石原さとみさんっぽいメイクになっちゃうし、間違いなく自分の手元にも影響受ける気がする。笑

これは単に私がその人の考え方に感銘を受けたからそうしてるだけで、ネイルアートをしてるヘアメイクさんをディスったりプロ意識が低いって思っているわけではないので、悪しからず。

ヘアセットでワックスやスプレー使うから、手を洗う頻度も人より多いし、着付けもすると手の油分水分持ってかれて、乾燥してささくれ出来るし、爪も割れやすくなるから、爪を保護するって意味ではジェルネイルした方がいいんだけどね。

でも、出来る限りお客様の望むヘアメイクをしたいから、ネイルアートはしない。

キラキラで可愛いネイル、憧れる。でも、仕事をし続ける限り、私はずっと自爪のままなんだろうなぁ。

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