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【木更津移住】暮らし、遊び、働く、お金 の観点から木更津ライフを解説

こんにちは、つんつくです。2022年に木更津に引っ越して田舎暮らしを楽しんでいます。
本記事では木更津で暮らしてみてどのようなところにメリットを感じているか、どれくらいの広さでどれくらいのコストがかかっているのか、を解説します。
どのような休日の過ごし方をしているのか、なども参考にしていただければ幸いです。

潮干狩りやフルーツ狩り・野菜収穫などなど、自然を満喫しつつ意外と都内へのアクセスも良い木更津への移住を考えていただければ幸いです。

木更津への移住:はじめに

移住を考えた背景

当時、職場は都内でしたが、私は北海道出身、妻は福島出身ということもあり、なかなか都会の生活を窮屈に感じていました。子育てを考えても、都会の喧騒で育てることは私も妻も望んでいませんでした。
子どもが小学生に上がるまでにはマイホームが欲しい、と思っており「建てるなら田舎に」という点は夫婦そろっての共通の価値観でした。

「移住」というほどではないですが、土地探しの際は「都内に通える範囲で可能な限り遠く、田舎に」ということで、静岡県、茨城県、群馬県・・・のようにかなり広く考えていました。

木更津を選んだ理由

出張で木更津・君津にある会社を訪れた際、タクシーの運転手が「木更津は住みやすくていいぞー」と言っていたことを思い出しました。(出張当時は独身でマイホームなんて考えていなかった。)
ということで、「木更津 土地」みたいな感じで検索して土地探しを始めました。妻と子どもと3人で何度も木更津に足を運び、見晴らしの良い台地を見つけました。


少し脱線しますが、土地探しのときの天気って大事だな、と思います。その台地を見つけたときは快晴で、なんとも輝いて見えたので。
一方で、他の土地を見に行った時は曇っており、「なんだか暗い街だね」なんて言いながら「ここはないか」と決めてしまっていた節もあります。


思いっきり主観ではありますが、私も妻も「木更津がきらきら輝いて見えた」ので木更津に決めました。(街は古いですけどねっ)

移住前の期待と不安

「家は衝動買い」とはよく言ったもので、ハウスメーカーに紹介してもらった不動産屋と木更津の土地を十か所以上まわり、「ここだ!」と即日ハンコを押しました。そこが結局、上述した見晴らしの良い台地の一角でした。

このあたりの家を建てるくだりは別の記事に書きますね。

そんな感じで土地を決め、マイホームの設計が進み、着工・完成。土地を決めてから引っ越しまでおよそ10か月。何度も何度も木更津に通い、そのたびに都会から解放された気分(リゾートに来たような気分)になったことを覚えています。
期待は言うまでもなく、大きな不安もなかったです。

というのも、我が家は角地で、隣は空き地。そして向かいに住んでいるおばあちゃんは非常に気さくな方で会話もできていた状態だったので、隣人トラブルは考えづらい状況だったためです。

一方で、「家の前は車通りが多い」とか「このあたりは風が強い」とか聞いていたので、その辺は住んでみないとわからない不安はありました。(結局大したことはなかったので大きな問題にはなっていません。)

移住の際のポイントとして言えることは、

  • 近くの住人を発見したら、周辺がどんな様子か聞いてみる(病院とか小学校を聞くのも良いか)

  • できれば隣は空き地がいい(家を建てるのも先手必勝!)

  • 妻と価値観をすり合わせておく(これが一番大事)

こんなところかなと思います。

木更津での暮らし:衣食住の実態

住環境(住宅の種類、価格、地域の特色)

家は注文住宅で、アイ工務店というハウスメーカーで建てました。木更津はじめ房総半島ではウィザースホーム(新昭和)をよく見ますね。親会社の新昭和が土地の開発を進めているのだと思います。
アイ工務店の営業担当が親身にしている不動産屋さんを紹介してもらい、土地を決めました。

木更津の良いところは、やはり地価の安さ!アクアラインがあって案外交通の便が良いのですが、自分が購入した新興住宅地のエリアで20万円/坪です。
(例えば千葉県浦安市では大体100万円/坪です!)
※浄化槽のエリアであれば10万円/坪程度も狙えます。

どこに価値観を見出すか、はご家族で要相談ですが、「広い土地」を優先したい関東圏の方には非常に魅力と思います。

もちろん、日常の買い物に困るということはありません。木更津中心部から車で30分圏内に以下のような店舗があるので、生活するうえで十分すぎるくらいです。

  • イオンモール木更津

  • コストコ

  • 三井アウトレットパーク

  • 家電量販店

  • 薬局、ドン・キホーテなどなど…

一方、病院に関していえば、やはり都内中心部に比べて選択肢が少ないです。
とは言っても困るほどではないので、特別気になるということがなければ問題ではないと感じています。

衣(季節ごとの気候、地域のファッショントレンド)

気候は関東圏なので特に目立った特徴はないように思いますが、少し南に位置していること、海が近いことから、"比較的"夏の暑さや冬の寒さはマシ…かな?・・・あんまり変わらないですかね。

都会のようなアスファルト地獄ではないので、その点では過ごしやすいと思っています。

食(地元の食材、おすすめのレストランやカフェ、自炊のしやすさ)

木更津と言えばやはり海鮮は魅力ですよね。浜焼きやアサリ、海鮮丼はもちろんのこと、潮干狩り、農園での野菜収穫、フルーツ狩りなど、レストランではなく自分で採ってくるスタイルで楽しめるのも木更津ならではの魅力です。

自炊というわけではありませんが、収穫してきたものでBBQや鍋をしたり、潮干狩り、フルーツ狩りを身近に楽しめる(車で30分圏内)というところが私が最も気に入っている点ですね。もちろん直売所も多いですよ。

木更津での遊び:レジャーと文化生活

地域のレジャースポット(海、山、公園など)

上述した内容とかぶりますが、潮干狩り・野菜収穫・フルーツ狩りの他、牧場やアウトレットモールなど、遊ぶところはたくさんありますね。
南房総や館山・鴨川のような遠そうなエリアでも、下道で1時間~1.5時間程度なので都内からの移動に比べれば渋滞もなくストレスがありません。

自分がよく遊びに行くところとしては、

あたりが多いです。いずれも30分圏内です。

特に、最近は「はちみつ工房」にドはまりしています。常時数種類のはちみつの試食ができて、工房で購入できるソフトクリームにはちみつを自由にかけられる…とっても素敵な場所です…!

地域のイベント、祭り、文化活動

木更津の祭りと言えば「やっさいもっさい」ですね。

「木更津キャッツアイ」を見ていた方は馴染みがあるのではないかと思います。

引っ越してからまだ参加できていませんが、我が家盆踊りも好きなので、ぜひ参加したいと思っております。

休日の過ごし方

関東圏の方にとって、休日のアクアラインって「いつも渋滞」のイメージがあるのではないかと思います。
移住して良かった点のひとつが、「渋滞から解放された」という点です。
これは自分としてはかなり大きなポイントでした。

言うまでもなく、木更津はアクアライン渋滞の先にありますし、房総半島で遊ぶのであれば高速に乗る必要すらありません。
都内や横浜・川崎方面に遊びに行く際も、渋滞とは逆車線となるので渋滞とは無縁です。

マザー牧場や鴨川シーワールドに遊びに行ったって、下道ですぐに帰ってこれるのは嬉しいですね。

南房総も1時間程度なので、木更津を拠点にすぐにリゾートエリアまで足を延ばせるところも魅力です。

その他、「地域のレジャースポット」の項目で挙げたような場所で遊んでいます。
はちみつ行ったり、ミカン狩りに行ったり…

ひとつ切ないのが、「雨が降ったら急にやることがない」という点ですかね。

木更津で働く:仕事とキャリア

あなたはなぜ都会で働いているのでしょうか?

都心で働いている方は、なぜ都心で働いているのでしょうか?
私は地元が札幌で、就職で東京に出てきました。数年過ごして今の妻と出会い結婚しました。
毎日満員の通勤電車に揺られ、片道1時間。(自転車等を駆使してできるだけ電車に乗っている時間は短くしていました。)
数年もすれば慣れては来るものの、やはり通勤はストレス…。

改めて聞きますが、あなたはなぜ都心で働いているのでしょうか?

都会が好き。人が多く集まるところが好き。最新のファッションやトレンドに触れられる。業界のトップランナーが身近にいる。などなど
もちろんメリットは多くありますし、都会を批判するつもりもありません。

ただ、私個人としては、人と出会うために都会に出てきたんだなぁ、と思っています。
妻然り、友人然り。

しかし、子どもができて人生のフェーズが変わり、人と会うよりも家族で過ごす時間に重きを置くようになりました。そして、子ども育てるなら田舎がいいよね、というのが妻との共通の価値観でした。

そしてマンションよりもマイホームが欲しい。

あとは上述の通り、衝動買いの如く土地を決め、家を建てました。

結果…通勤に片道2時間…。

引っ越した当時はリモートワークが多かったので耐えられましたが、その後出社日が増えてきました。これは耐えられん…。

ということで、
・家から車通勤
・片道1時間圏内
で仕事を探し始めました。はじめての転職です。

田舎で働くと年収は下がる?いや、可処分所得の観点では?

良いエージェントに恵まれ、見事、車通勤×1時間圏内の職場に転職が叶いました。(理想は片道15分くらいが良かったけど)

そしてなんと、年収も上がりました↑↑

大きく職を変えたわけではありません。私は、都会の年収のほうが田舎に比べて高い、というイメージを持っていました。
もちろん平均は高いかもしれませんが、田舎でも高い年収の仕事はあります。

当たり前なんですけどね。

そして、これまで遊びに行くとなると必ず電車だの高速料金だの、なんだかんだ移動にお金がかかってばかりでしたが、木更津で生活していると遊びは房総半島が主で、すべて下道。渋滞なし。

これだけで可処分所得が増えたとは言いませんが、移動にかかるお金は大きく減らすことができました。(ガソリン代も引っ越し前と大して変わらず。)

現状賃貸の方も、注文住宅ではなく建売にすればフルローンでも都心の賃貸よりは大きく安くできる可能性は高いです。

都会で暮らす、というだけでかなり多くのコストを支払っていたと実感しました。

地域のビジネス環境、起業の機会

木更津で仕事をしようとすると、内房のコンビナートエリア、もしくは「かずさアカデミアパーク」周辺の研究施設・工場エリアが大きな会社が多く並んでいます。

内房のコンビナートエリア
かずさアカデミアパークエリア

木更津でのお金の話

生活コスト(住宅、食費、交通費など)

住宅の観点では、土地の価格がかなり安いのでもちろんその分住宅にかかる費用は抑えられます。抑えられるというか、都会と同じ値段でかなり広くゆったりと暮らせます。
我が家の場合ですと、

  • 土地55坪

  • 駐車場2台

  • 注文住宅

  • 家の延べ床(生活範囲)40坪

  • 2階建

  • 4LDK+小さな書斎+屋根裏×2

これで35年のフルローンで11万円/月ちょい、です。
注文住宅ではなく建売だったら同じ広さで7万円/月程度も可能でしょう。

節約術、お得な生活情報

野菜の直売所が多いので、安くて大きな野菜がたくさん売っています。また、木更津の道の駅でもかなり多くの種類の野菜を扱っているので、ぜひ足を運んでみてくださいね。

木更津で暮らして最も節約できていると感じている点は上述の通り、移動にかかるお金・時間を減らすことができた点です。
下道でどこでもいけるので高速料金がかからない点や、渋滞が少ないので運転中のストレス緩和が大きいですね。

コストコが近い点も、お得な(?)生活情報です。例えばガソリンは一般的なスタンドと比べて10円/L程安いですね。

総括:木更津での生活を振り返って

移住して良かった点、悪かった点

移住して良かった点は以下です。
・広々とした土地でゆったりとした生活が実現できたこと
・自然豊かな環境で子育てができるようになったこと
・地価の安さにより広い土地に住めたこと
また、渋滞から解放され、自然豊かな地域で趣味やレジャーを楽しむ時間が増えたことも大きな魅力となりました。

一方、悪かった点としては以下です。
・都心へのアクセスが不便になり、通勤時間が長くなったこと
・病院や学校などの施設の選択肢が都市部に比べて限られるようになったこと
とはいえ、木更津からは高速バスを使えば
・羽田空港(40分)
・東京駅・横浜駅(1時間)
・渋谷・新宿(1.5時間)
のようにかなりアクセスが良いです。電車よりも楽に移動ができます。
移住した当初は通勤時間の増加にストレスを感じましたが、地域で働けばこれも解決です。

移住者へのアドバイス

木更津周辺は新興住宅地が多く開発されています。どんどん新しい家が建っています。土地探しの際は、木更津にお越しいただいて、「こんな広さの家がいい」「これくらいの庭が欲しい」を具体的に見定めた上で、土地を考えてくださいね。
(個人的には駐車場2台で55坪は若干狭い・・・)

何より、移住は大きなライフイベントであるため、家族全員で価値観を共有することが重要です。

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