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初心者がブレない写真を撮るために。被写体の動きをコントロールするシャッタースピード

今回は、シャッタースピードについて解説していきます。カメラを始めたばかりの時は、どうしても写真がブレてしまって、上手く撮影できないという悩みがあるかと思います。その一つの要因は、シャッタースピードです。シャッタースピードを理解して撮影をすることで、被写体の動きをコントロールする事が出来ます。

運動会で子供の走る姿をしっかり撮影できたり、滝や川などの水の流れを幻想的に撮影出来ますので、ブレない写真を撮るためにも、まずはシャッタースピードについて学んでいきましょう。

そもそもシャッタースピードとは。

シャッタースピードとは、カメラ内部にあるシャッターが開いてから閉じるまでの時間の事です。このシャッターが開いてる時間が長ければ長いほど、光の入る量が増えるので、明るい写真が撮れます。

シャッタースピードの単位は「秒」であり、1秒以下の場合は、1/800のような形で表示されています。

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シャッタースピードが早ければ早いほど、瞬間を切り取る事が出来ます。被写体がブレないように撮影するためのポイントとしては、シャッタースピードが早くなるように設定する必要があります。

シャッタースピードの数値と写真のブレや明るさなどの関係を図に纏めましたので、参考にしてみてください。

シャッタースピードについて

なぜ被写体がブレるのか。

被写体がブレる要因としては、主に2つの要因があります。

1つ目が「被写体ブレ」です。被写体の動きのスピードによって起こります。明るい場所でも、写真がブレてしまうのは、被写体の動きが速いことが理由として挙げられます。

2つ目が「手ブレ」です。こちらはカメラを撮る手が揺れてしまっている事が原因です。暗い場所やズームで撮影することで手ブレが起こってしまう可能性が高くなります。

初心者の方に多いのは、カメラ自動モードで撮影することでシャッタ―スピードが遅くなってしまって、手ブレが生じるケースです。特に室内などの光の量が少ないところでの撮影では注意が必要です。

ブレない写真を撮るためには。

ブレない写真を撮るためには、シャッタースピードをコントロールすることが重要ということが分かったと思いますが、ブレない写真を撮るための実用的な方法やポイントを幾つか紹介します。

まず、晴天時であれば、光量は充分に確保出来るので、シャッタースピード優先モードかマニュアルモードに設定して、シャッタースピードが1/500より速い状態に設定して撮影しましょう。※あくまで目安のスピードです。

初心者の方は、シャッタースピード優先モードにするとシャッタースピードの調整がしやすいのでいいと思います。

また、手持ち撮影でブレる可能性が少ないシャッタースピードの限界値は、1/レンズの焦点距離と言われています。

例えば、焦点距離200mmのレンズでは1/200秒、50mmのレンズでは1/50秒となります。この数値以下のシャッタースピードに設定すると手ブレする可能性が大きくなりますので、気をつけて設定しましょう。

100mm以上のズームレンズを使用する場合は、手ブレの可能性も大きくなりますので、シャッタースピードと併せて、手ブレ補正の機能がついたレンズを使用するといいでしょう。

シーン別のシャッタースピード目安の一覧表をまとめましたので、下記を参考にして、シャッタースピードを調整して撮影してみてください。

シャッタースピード早見表

暗い場所での撮影は、光の量が少ないため、シャッタースピードを遅くして光の量を多く取り込む必要があります。そのため、手ブレをしないためにも三脚を使って固定して撮影をすることが必須となります。

運動会などで、子供の撮影をする場合は、外であれば光の量は充分に確保できるので1/250秒~1/1000秒くらいにシャッタースピードを設定して撮影をすることで、ブレがなくなります。

シャッタースピードによる写り方

シャッタースピードを変えて撮影した事例を紹介しますので、写真がどのように変わるかを確かめてみて下さい。

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こちらの写真は、水の動きが流れるように見えると思います。シャッタースピードを遅くすると、被写体の動きを強調した写真を撮ることが出来ます。

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シャッタースピードを少し速くしてみました。最初の写真よりは、動きが少し止まっているように見えると思います。

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シャッタースピードをさらに速くすると水の動きが止まっているように見えます。

まとめ

シャッタースピードをコントロールすることで、写真に動きを作ることが出来ます。一眼レフの初心者の方には、最初は難しいかもしれませんが、使いこなせれば、他の人よりもワンランク上の写真を撮ることが出来ますので、是非、色々なシーンで試してみてくださいね。

実際の写真はインスタにて更新しておりますので、良かったらいいね。フォローお待ちしてます。

https://www.instagram.com/tsunophoto


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