紀州漆器の起源とは 紀州漆器の歴史は古く、今から四百年以上前、室町時代にまで遡ります。昔から紀州塗り、黒江塗りとも言われ、近江系木地師によって渋地椀が作られたのが始まりだと云われています。これに加えて、天正十三年秀吉の兵火に遭って四散した、現在の岩出市にある根来寺の僧徒から伝承し、僧侶達が寺用の膳・椀・盆・厨子などの什器を自ら作ったのも紀州漆器の起源の一つと云われています。 四百年の時が築き上げたもの 主に海南市の黒江地区で生産されていたのですが、「木材の入手が容易」「
いつも角田清兵衛商店の商品をご愛用いただき誠に有り難うございます。 私は、角田清兵衛商店七代目の角田清兵衛と申します。創業約190年の歴史があり、紀州漆器の産地で食生活にまつわる塗り物を中心とした卸問屋を営んでおります。 さて、彩鮮やかで「フォトジェニック」なお弁当って、見た目はとても素敵だけど作るの大変だろうなと思ったことはありませんか? 地味弁ってどんなもの? スマートフォンユーザーで、「Instagram」をインストールしているなら、「#地味弁」と検索してみて下
いつも角田清兵衛商店の商品をご愛用いただき誠に有り難うございます。 私は、角田清兵衛商店七代目の角田清兵衛と申します。創業約190年の歴史があり、紀州漆器の産地で食生活にまつわる塗り物を中心とした卸問屋を営んでおります。 さて、角田清兵衛商店の代表的な商品として「紀州桧弁当箱」があります。今日は、その商品の木材として使用されている「檜」についてお伝えしていきたいと思います。 檜について 檜(桧、ヒノキ)は、日本特産の木で、福島県から屋久島にかけて広く分布しており、木曽
いつも角田清兵衛商店の商品をご愛用いただき誠に有り難うございます。 私は、角田清兵衛商店七代目の角田清兵衛と申します。創業約190年の歴史があり、紀州漆器の産地で食生活にまつわる塗り物を中心とした卸問屋を営んでおります。 今日は、「おひつBENTO」や「お櫃(おひつ)」の素材として「合板曲げもの」を使用するに至った経緯についてお話ししたいと思います。 曲げものとは何者? 紀州漆器の産地、和歌山県海南市は、お盆(丸盆、長手盆)が主力の産地になります。現在はプラスチック成
いつも角田清兵衛商店の商品をご愛用いただき誠に有り難うございます。 私は、角田清兵衛商店七代目の角田清兵衛と申します。創業約190年の歴史があり、紀州漆器の産地で食生活にまつわる塗り物を中心とした卸問屋を営んでおります。 今日は、「B.C.水目桜 TSUBO」と「B.C.水目桜 HACHI」という商品に使われている、「水目桜」という木材についてご紹介したいと思います。 水目桜について「水目桜(ミズメザクラ)」とは、実は「サクラ」の仲間ではなく、「ミズメ」という木なのです