嫉妬。(仮)

教室の窓に薄まっても、映える
君たちはお似合いだ。
白馬の王子マクシーと姫マリー
数世紀ぶりの巡り合い。

育んだ幸せ、突風に窓が揺れる
水瓶から愛が溢れ出る
とどまることを知らぬ教室を満たす香り
甘く、鋭い棘がある

愛をそれ以上に知る必要があるのかい
君はネクロマンサー、嫉妬を操り
満たされない愛が僕を襲う。

刺さる視線が僕を鞭をうち
戸惑う僕を君はただあざ笑う、その心には愉悦の「Z」
行くところはもう無い。
蜘蛛男爵に祭り上げられた僕の孤独を
誰が理解できるのか。
嫉妬を誘う君の可愛さだけを認めるよ
女狐マリー、夜道に気を付けろ。

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