第11回「食べる」を取り戻す

寒くなってまいりました

急に寒くなった。こう寒いと身体をあっためるものが食べたくなる。
一番に選択肢に上がるのが、生姜である。

向田邦子のエッセイに出てくる料理で、雪平鍋に酒と水、刻んだ生姜をぐつぐつやって豚肉をしゃぶしゃぶして食べ、その後にほうれん草を千切ってぶち込みスープとして食べる、というのがあるのだが、寒くなるとかなりの頻度でこれを食べる。

酒と生姜の効能で食べてるうちから身体がぽかぽかしてくる。

にゅうめん

漢字で書くと煮麺となるにゅうめんは、要するにそうめんをあったかく食べるというだけである。

のろまな僕は夏そうめんを買うのだが、いつの間にか季節が変わっているのでそれをにゅうめんとして食べることになる。

たった2分で茹で上がるから忙しい朝にもピッタリで、さっと茹でてめんつゆか白だし、七味なんぞを振って食べる。
今朝はかつお節があったのでかけて食べたが美味しかった。この間は筍の漬物をトッピングしたがこれも食感がおもしろく、おいしく味わえた。

じゃがバター

実家に住んでいた時、ファンヒーターに買い替える前はずっと石油ストーブだったので、よくアルミホイルに包んだじゃがいもをストーブの上で熱し、じゃがバターを作っていた。

ひとり暮らしをはじめてから、あまりパン食をしないものでトースターがない。ひさしぶりにアレが食べたいな。

今週はこんなところで、食べ物でうまく調子をとりながら、季節の変わり目を乗り切っていきましょうね。