部分と全体(量的)、部分性と全体性(質的)

部分と全体において、部分は点、全体は面と捉えられる。
面とは点の総体(量的)としてである。
そして、部分と全体は同時に存在できる。

部分性と全体性は、性質であって、質的に異なるため、共存できない。

これらは、外(部分、部分性)と内(全体、全体性)とも言い換えることもてきる。

以下のようにまとめる。

部分性(部分-全体) / 全体性

これは、物事の識別をするときに必要になる。

構造の識別については、以下を参照のこと。

さらに重要なことは、部分と全体は識別可能であるが、それらは部分性に属する。
そして、全体性(真実)は識別(認識)できない。

部分→全体=部分性は、相対知であって、二元性(知るものと知られるもの)がある。
全体性は、絶対知(全知)であり、非二元である。

そして、部分と全体の識別によって、全体性へと質的変容をする。
そのとき、識別は2つの方向性で行う必要がある。
「→部分」と「→全体」。

「→部分」は、収縮し、集中する方向。
部分内の全体性を目指して、0へ向かう。

「→全体」は、拡散し、統一する方向。
全体外の全体性を目指して、∞へ向かう。

そうして、部分(≒0)と全体(≒∞)が一致するとき、部分と全体は合一する。
そして、合一によって、それそのものをあるがままに見て、超越(全体性=0=∞)へと質的に転換する。

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