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#つなレビュー(2022/12/11)

 手袋がないと朝晩の散歩は厳しい最近。あったかめな今週のサムネイル画像。製作者・ミナミちゃんのポートフォリオはこちら。

サイボウズでのお仕事

  • オンライン、オフラインでのチームビルディングワークショップが目白押しだった今週。こういう仕事がしたかったのだーと充実感。振り返りとその後のフォローアップも大事だし、自立支援の観点も押さえつつ伴走していきたい。

コーチング

 今週のセッション件数は1件。長期のエッジ、シャドウ、神話のエッセンス。以前のDream Doorで学んだことがじわじわ生きてくる印象。すべてつながってるなー

観たもの・聴いたもの・読んだもの

田坂広志『死は存在しない ― 最先端量子科学が示す新たな仮説』

   宗教と科学、ふたつの世界の橋渡しを試みる興味深い一冊。田坂さんといえば「死生観」「リーダーシップ論」あたりで知っていたけど、もとは原子力工学の博士でもっぱらの科学者。量子力学の科学的見地から死後の世界といった一種スピリチュアルな世界の説明をする、面白い取り組みでした。そういう意味ではプロセスワークの世界観とも通ずるところもあり。思い出したときに読み返してみたい。

プライベート・雑感

   日曜日は岡本太郎展へ。太陽の塔をつくった「芸術は爆発だ」「自分の中に毒を持て」の人、という印象くらいしかなかったけど、その認識がより広く深まった時間。

『森の掟』

   相対する概念を無理に調和させるのではなく、その対立や葛藤をそのまま同じ土俵に乗せて相剋させる「対極主義」が岡本の真骨頂。そりゃたしかにこの世には、一つとして同じものは存在せず、諸行無常、一分一秒の瞬間にあらゆるものが変化し続けている。そんな中で対立や葛藤があるのは当たり前。そこから目を背けるのではなく、むしろ真正面から向き合い、あえて「No」を突きつけることで、新たな次元が生み出されるという。

『ノン』

   これは言葉で言うのは簡単だけれど、自分のこととなるとなかなかに難しい。命が脅かされる感覚。このヒリヒリ感に、岡本はまさに命の躍動を感じていたのだろうか。

『挑み』

   ただ、世界のあらゆる側面はつながっている(プロセスワークでいうディープデモクラシー・深層民主主義にも近いかな)と考えると、遥か彼方の世界で起こっている対立も、実は自分の身近な環境で生じている葛藤と根を同じくしていることがあるのかもしれない。そうすると、今この瞬間に自分が直面している葛藤に対して目を背けずにワークすることは、巡りめぐって、世界の問題を解消していく支えになるのでは、ということも思ったり。

『夜』

   私の日々の仕事も、組織における葛藤解消が一つのテーマとして上がってきている感があるので、そういう点でも岡本太郎の世界観に触れたことは、大きな気づきをもらえたのでした。企画展は今年の12月28日まで。上野の東京都美術館にて、事前予約制。気になる人はぜひ。

『午後の日』

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