長期的生存戦略および焦燥感撲滅作戦

早死にしないためには、余裕(ゆとり)を持つことが大切だと思うのですよ。
そして焦ってもなにも良いことはないのです。

わたしはこれまでに焦りから失敗したことしかない。
断言する。
なのに、わかっていても、焦りから決断を早めてしまったり
答えを出すことを急ぎ、考えるべきことがおざなりになり
本来冷静に判断すべきことを間違えたこともあった。
本当に何も良いことはない。
「焦りは禁物」この学びを得た。
何回も学んでるはずなのにな。
うむ。

いてもたってもいられなくなり
不安感が強まってくると
もういいや、やるしかない!と強行する。
あとは任せた!と未来の自分へ投げる。
見事にその責任が未来の自分へ渡り
わたしは後に後悔することになる。

昔から生き急ぐ人生だった。
早く結果を出さなければ、早く役に立てる人間にならなければ、早く、早く。
自分へ呪いをかけながら生きるので、あの頃は体調不良がすさまじくて
ご飯を食べる量も少なく
食べても吐くので身にならない。

さすがにこれではいつか死ぬ、と思ったのと
年齢を重ねていくたびに
悪く言えば感覚が麻痺してきていたのか
本当には死ぬことはないと言い聞かせて
少しずつ自分へ冷静であることを唱え続けた。
落ち着け、と。

理想と現実の差が全然埋まらなくて
だからと言って1日2日で身に付く技術などあるはずもなく。
人生は長期的なのだと、当たり前のことなのに
理解できていなかった。

生き急いでいる時は、視野も狭くなっているので
気づくこともできない。
息切れして倒れて初めてわかる。
こりゃ、無理だ。

そんな無茶なことばかりやっていられるのも
若さの特権だったので
今はどんどん楽をしようとしている。笑

ズルはしないが
楽をしようとしている。

それもどうなのかと思うところ。
がんばってもがんばっても駄目だった。
やり方を変えなければ、変わらない。
現状打破。
しかし自分のペースがあるのです。

わたしは凡人だ。
ガンガン進める人の背中をずっと見てきた。
情熱を持って、ぎらぎらと輝くこともできない。

たとえ結果が出ずとも
ちまちまと、こつこつと、やるしかないのだ。
休み休み、一歩ずつ。
一度壊した心身は完全には戻らない。
なので杖をつきながらでも歩く。

本当は「あぁ、忙しい!」なんて言いながら
バリバリとこなしていきたいよ。

実際の自分の生き方と言うものを、受け止めることも大事。
理想を持つことも大事。
でも大切なのはどれだけ長くできるか。
継続できるか。
それだけです。
継続して行った者のみが辿り着ける境地。

わたしはそこに行きたいのだ。