後編『世界を変えるためにバカになる。〜常識を覆した普通の人たちの物語〜』
先日投稿させていただいた、7/14(金)守山市民ホールで開催された、
『世界を変えるためにバカになる。〜常識を覆した普通の人たちの物語〜』
のストーリー1:せら課長のレポート。
お読みいただいた方々から、「行きたくても行けなかったので、ライブ感ある内容が嬉しい!」と、投稿して良かった〜と思えるコメントをたくさん頂けました。また複数の方から「他のお二人のレポートもお待ちしてます😊」と嬉しすぎるコメントも頂きまして、需要があるなら書きましょう!と思い、ストーリー2:中島楓さん、ストーリー3:村田和哉さんもレポートさせていただきます。
【ストーリー2:中島楓さん】
滋賀県出身。17歳の現役バレエダンサー。3歳からバレエを始め、15歳の時にイギリスの名門校の合格。しかし入学直前に、4ヶ月ものリハビリが必要なケガに見舞われてしまう。
しかし彼は諦めなかった。「世界で活躍するプロバレエダンサーになる」という夢の実現のため、名門校の再受験を決意。バレエに専念するために、通信制の高校へ進学。高校生活をバレエに捧げた。怪我のリハビリ、そして1年間の猛練習を通して、イギリスの名門校から二度目の合格を勝ち取った彼。そして今年の9月にイギリス留学が決定。
今回のイベントが開かれたきっかけは、彼の門出を祝い、夢への挑戦を地元滋賀で激励するためだったそうです。
そんな彼のストーリー2は、友人が撮影されたインタビュー動画から始まり、彼と同じ女性バレエダンサーとの生公演でした。
インタビューの質問の一つ「バレエで一番苦しかったのは?」との質問に対し、中島くんは「リアルに今。」と回答。「怪我をした時じゃないの?」と聞かれても、「確かに落ち込んだし、バレエができん4ヶ月は長かったけど、でも今が一番しんどい」と。
そして、その回答に対して「なんでそんなに頑張れるの?」と聞かれた彼は、「夢だから」と答えた。「世界で活躍するプロになるため。そのためにしんどいけどやってる。」と。「楽しいから」とか、「バレエが好きだから」とかではなく、決意の強さから滲み出た、本音の回答に心が震わされました。
そして、生公演。
フランス革命をイメージされた踊りは、しなやかで、はなやかで、力強かった。バレエを観たのは初めてでしたが、息一つ乱さず、笑顔を崩さず、音楽に合わせて舞う二人の姿に感動しました。
夢が大きければ大きいほど、実現のために必要な努力も大きくなる。
夢に向かうって、苦痛を伴うものなんだ。
だけど、苦痛を乗り越えられるのも、夢のもつ力なんだ。
懸命に舞う17歳の姿から、そんなメッセージが伝わってきた公演でした。
イギリスに旅立ってからも、辛いこともきっと彼なら乗り越えていけるだろう。
そんな勇姿に感動する時間でした。彼の今後の挑戦を心から応援しています。
【ストーリー3:村田和哉さん】
34歳。滋賀県出身の元Jリーガー。2021年に現役を引退し滋賀へ帰還。株式会社人生最幸を立ち上げ、「滋賀県にJリーグを」のビジョンを実現するために、「ヴィアベンテン滋賀」の運営を行っている。また、その実現に向けて地域の町おこしイベントに積極参加したり、こどもたちへ「夢」の授業をされたりと、自身の夢・ビジョンのために全力疾走を続けていらっしゃいます。
講演では、10年前の1枚の写真が映されました。
地元滋賀の公園のグラウンドの地面。トレーニングのために描かれたであろう、ラダー(ハシゴのようなもの)だけが写された写真。
この写真は、村田さんが当時の夢であった海外進出への挑戦に失敗してしまったあと、次のチャンスを得るために、たった一人で黙々と、近所でトレーニングしているときに撮影した写真だそうです。
周りにいたのは、散歩する老夫婦くらい。
チームスポーツであるはずのサッカーを、ただ一人、黙々と練習する時間は、苦痛でしかなかったと語られました。
でも、そこからチャンスを掴み、Jリーガーとして大活躍。
スタジアムにかけつけた何万人ものファンから、入場した瞬間、「村田ー!!!」と応援してもらえた日を迎えた瞬間は、鳥肌が立ったそうです。
その10年間を通して、村田さんは「夢の力」を確信された。
そして今、「滋賀県にJリーグを」と新たな夢の実現に向けて、悪戦苦闘の日々を過ごしながらも、未来を担う子どもたちに「夢」の授業をされているのだそうです。
今まで8,000人を超える小・中学生の前でお話をされてきた村田さん。
伝えていることは、「夢=叶うもの」だと。
「夢って、綺麗だし素敵だけど、叶わないものだよね。」
そんな概念を変えていきたいとおっしゃっていました。
じゃあ、どうやって夢を叶うものにするのか。
村田さんは、「言葉にする+書き出す」ことだと答えられました。
その習慣化のためにおすすめされている方法が、「夢ノート」を作ること。
「夢ノート」に達成したい夢を書き出す。
そして、達成したらチェックをする。
その次の夢に書き変えてもいい。
それを繰り返すと、「夢って叶いまくりやん」て思える。
そしてその成功体験が自信になり、夢を持つことに肯定的になれると。
授業を受けたこどもたちの感想文には、「夢は叶わないものってあきらめていたけど、もう一度追いかけたいと思います。」「いつか村田さんを超えます。」「鍵を無くして困っているともだちを、近所のおじさんが助けてくれた。私も困っている人を助けたいという夢を、ノートに書きました。」と、感動させられるものがたくさんありました。
【公演後のわたし】
私にも2人の子供がいます。
子供達に「現実をみろよ」とブレーキをかけるような親にはなりたくない。
そのためには、自分が夢を追いかける背中を見せるべきだと、感じました。
そして書いてみました。夢ノート。
ノートがなかったので、帰りの電車に揺られながら、スマホのメモ帳に思いつく限り打ち込んでみました。
実は、以前も取り組んだことがあるのですが、その時は20個くらいで手が止まってしまった。
でも、この日は熱い3人の夢に触れた後だったからか、指が止まりません。
電車を降りて帰ってご飯を食べながらも打ち込み続け、あっという間に100個書き上げてしまいました。
これからは、この100個を定期的にチェックして上書きしていく生活になると思うと、ワクワク感しかありません。
そんな一人の33歳の人生を、ポジティブに変えるきっかけにしてくれるような、公演イベントでした。
「夢はじぶんの奥底にある渇望の声を聞く」
「夢を追いかけることは苦痛を伴う。ただそこを乗り越えるのも夢の力」
「夢は叶うもの。夢ノートで叶える習慣をつくれる」
改めて、貴重なお話を聴かせていただいたせら課長、中島楓さん、村田和哉さん、そして感動に溢れるイベントを開いてくださった運営スタッフの皆様に、心から感謝申し上げます。
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