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小学校5年生のとき、授業中に号泣したことで培った強みの話

「人生で自分の人格形成に、一番影響を与えた出来事ってなんですか?」
先日、フリーランスで営業代行などをされながら、法人化を目指す藤井さんとお茶をした時に、こう質問を頂きました。

この質問の答えを深ぼっていくと、自身の強みと弱みが見えてきたんです。

今日は、自己理解を深めたいと感じている人に、少しでもヒントをお届けできたらと、私が人生で最も号泣したエピソードについて、シェアさせていただきます。笑

こんにちは、(株)つなぐの田熊です。
メーカーやスタートアップ企業の、ダイレクトリクルーティング・SNSブランディングの立ち上げに伴走しています。



2023年も、今日で半年が終わります。ほんと早いですね…!(毎年言ってる)
ちょうどいいタイミングだと思い、藤井さんとのお茶が終わったあと、ゆっくりとその出来事について、振り返ってみました。

私は藤井さんの質問に対して、
「小学校5年生のときの、人権学習の授業ですかね〜」
と答えました。
※私が通っていた小学校では、4年生までは「道徳」で、5年生から「人権学習」でした

小学生の頃は、5月生まれということもあり、同級生と比べても成長が早く、足も速い、勉強も得意でした。「足が速けりゃモテる」とはその通りで、女子にも人気。そんなこともあり、5年生のその日を迎えるまでは、クラスでも中心人物。猿山の大将のようなこどもでした。

しかし5年生になると、周りの男の子たちが先に成長期を迎え、ポテンシャルだけで勝っていた私を、ドンドン追い抜いていきます。一番だったかけっこの順位も、少しずつ下がっていきました。そして、みんなの関心も、勉強ができる子より、面白い子へと移っていきました。

(あれ…なんかぼくの存在感、薄くなってきてない?)

そんな焦りを感じ始めた頃、あの人権学習の授業の日がやってきました。



その日のテーマは「過去の辛かった体験をシェアする」というものだったとうっすら記憶しています。すると、なぜそんな流れになったのかは記憶にないのですが、何人もの友達が、1年前、2年前に、私に言われて傷ついたエピソードを語り出したのです。

「授業で問題に答えられなくて、田熊くんに馬鹿にされた」

「野球の練習で的当てに成功した時、田熊くんにマグレと言われた」

などなど。

11年間、周りの子達に与えつづけたストレスが、戦艦となって、襲いかかってきたようでした。

「言った側は忘れていても、言われた側はずっと覚えている」

その恐ろしさを、11歳にして身をもって学習したんです。

なんで大切な友達に、自分はそんな酷いことを言ってしまったのか。
自分で自分が許せなくて、申し訳なくて、涙が止まりませんでした。

おそらく先生も予想していなかったのでしょうが、その授業は、
集中砲火を受けた私一人が、ただただ号泣するという形で幕を閉じました。



その日を境に、私の性格はガラッと変わりました。

思ったことを言葉にするのではなく、相手がどう受け取るのか、必死に考えるようになりました。

そのおかげで、人間関係は少しずつ良好になっていきました。

社会人になってからも、営業職、キャリアアドバイザー、そして起業した現在も、あの頃から培ったコミュニケーション力が活かされていると感じています。



あの日はめちゃくちゃ辛かったので、今でも思い出すと胸が痛くなります。

でも、そのおかげで自分の強みを得ることができました。

(ただ裏を返すと、自分の考えを伝えることに遠慮するという弱みとなる面もあるので、そこは現在も克服中です笑)

強みは、過去の人格形成に大きな影響を与えた思い出に眠っていたんです。

藤井さんの質問のおかげで、そう気づくことができました。



2023年も後半戦。

自分の強みを活かして、これからも起業1年目を走り抜きたいと思います。

「人生で、最も人格形成に影響を与えた出来事はなんですか?」

もしよければ、皆さんも振り返ってみてください。

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