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giveということ


可能な限り下校時間に合わせて、愛犬と散歩しています。

途中で出会う犬好きな子供たちに、
笑顔になってほしくて。

そして、

大丈夫だよ。見ててあげてるよ。
こう伝えたくて。

発端は、私が暮らす市での取り組みでした。
子供の安全を守る一環として、住民によるパトロールが開始されたこと。

パトロールといっても、定時に一斉に見回るのではなく、子供の登下校時間に合わせて、庭木をいじったり、買い物に行ったり、散歩に行ったりと、できるだけ外に出て、子供を見守りましょうという内容。

私自身、会社員のとき、
子供の下校ほど心配だったものはないです。
冬の5時なんて真っ暗闇。

大丈夫だろうか。
ちゃんと帰れただろうか。

仕事中、気が気じゃなかったことを覚えています。
帰宅の電車の中でももどかしくて、走りたいくらい笑

そんなとき、近所の人たちが玄関から
見守ってくれていると思えるだけで
心細さも少しは和らぐかもしれません。

確か、当時はこの取り組みは始まっていなかったはずだけれど、
今、ランドセルを背負って学童から帰る小学生の姿と自分の子供がリンクして、

大丈夫だよ。見ててあげてるよ。

こう言ってあげたくなりました。

自分がやってもらって嬉しかったことは
もちろん、
やってもらえたら嬉しいことも
与えられる人でありたいなと。



必ずだれかが見ているよ。
子供を見ている街だよ。

こういったアピールは、地味だけど
本当に大事でありがたいなあと思うのです。

積み重ねることで、
つい出来心で迂闊なこともしにくい雰囲気が
生まれてくるだろうし、
そもそもそんな出来心すら持たなくなってくることを願うばかり。


#エッセイ
#日記


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