見出し画像

SOMETIME'S 2024年2月4日(日) 渋谷Milkyway " ROOM " W)松室政哉 /木下優真

朝から降っていた雨もあがった日曜の午後に始まった、3組が出演する渋谷MilkyWayでのライブ。
私のお目当てはSOMETIME'Sサムタイムス

SOMETIME'SはボーカルSOTAソウタさんとギターTAKKIタキさんの2人組音楽ユニット。
ソータさんのソウルフルな歌声とタキさんの繊細なギターが魅力です。

トップバッターはSOMETIME'Sから。
この日はベースのサポートメンバーを入れての3ピース。
ベースはお久しぶりの佐々木恵太郎さん。
SOMETIME'Sのバンドマスターもしています。
いつの間にか踊り狂っちゃうSOMETIME'Sのバンド編成も大好きだけどアコースティックも本当に素敵。

” I know will be the rain "
と、胸の奥底に秘めていた感情が雨によって再び洗い出され、悲痛な叫びとなって静寂を引き裂く、そんなソータさんの切ない歌声から始まる。
あ、1曲目は「blue」なんだと思った瞬間、タキさんのアコギがソータさんの歌に寄り添うようにフワッと入ってきます。
そして恵太郎さんのベースがウッドベースのような温かみのある優しい音を奏で始める。

私はそっと目を閉じて聴き入る。
『生まれ変わったとしても決して変わらない、交わることのない運命。
それでも一度だけでもいいから名前を呼んで欲しい。』
そんな願いを歌っています。

この曲はMVの映像と合わさる事で曲の世界が2倍にも5倍にも膨れ上がります。
モノクロから徐々に色づき四季が室内で展開されていきます。
彼女と過ごした季節を通り過ぎ、そしてまたモノクロの世界に・・・。

ここ最近のSOMETIME'SのMVは田辺秀伸さんという映像作家さんの作品。
田辺さんは、サザン、aiko、米津玄師などなどたくさんの有名アーティストのMVを手掛けられていてどれも本当に曲の世界観を広げられている素晴らしい監督さんです。
ソータさんは普段有名店のラーメン屋さんで働いているので、髭男の「SOUL SOUP」のMVでラーメンの監修をされていました。
そのMVの監督さんが田辺さんだったので、そういう繋がりもあっての監修だったんですね。
ラーメン屋さんであまり注目されて欲しくなかったので、あまりこの監修についてよく思ってなかったのですが、そんな繋がりならいたしかたない。

「blue」は紛れもなく名曲です。
初めて聴いた時その切ないメロディに胸がギュッとなりました。

セットリスト
1. blue
2. Take a chance on yourself
3. Raindrop
4.Slow Dance
5.Regret

5曲だけどこれ以上ないくらいの、いいセトリでした。
特に3曲目の「Raindrop」は音源だと雷や雨のSEなんかが入ってポップなイメージがあるけれど、アコバージョンはしっとりとした感じ。
イントロのタキさんのギターが雨音のように弾かれる。
その音の心地よさに包まれた瞬間感情が込み上げて目が潤んでくる。

「Raindrop」がこんなに愛を歌ってる歌だと認識してなかった。

” 「愛してる」だけじゃ足りないなら 雨が止んでもそばにいるから
いつも足りない言葉を紡いで 歌を歌ってみせるから ”

口下手っぽいタキさん(作詞)らしい詞です。
「愛してる」って言葉を毎日言ってもらえるのも嬉しいですけど、何気ない行動で愛されてるなって実感したいので、雨が止んでもそばにいてくれるのは紛れも無い「愛」です。

ライブ終わり、2月なのにそれほど寒くもなく、外に出るとほんの少し暖かさも感じた雨上がりの渋谷の街。
さっき聴いたアコバージョンの「Raindrop」を脳内リピートさせながら、夫と約束した待ち合わせ場所へ行く足取りがいつも以上に軽やかな気がしました。

1週間後の2月23日、SOMETIME'Sは2年ぶりのワンマンライブを開催します。
この日が本当に楽しみ。
チケットリンクはこちら↓

ホーンも入ったフルサポートメンバーのSOMETIME'Sは圧巻です。
ライブハウスの距離感で常に圧倒されて見ていたいので、いつか売れて大きなホールで、というのが想像がつかない。

古参ならではの嫉妬や寂しさからの感情からではなくて、そんな遠い距離じゃなくて近くで感じる事ができるからこそ、その真価を発揮する2人の音楽なのかなと思っています。

でも音楽を続けてもらうためにも売れて欲しいです。
売れてちっちゃいライブハウスを全国30箇所くらいまわるツアーとかしてほしい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?