偶像しか崇拝出来ない。〜6/11.18 黒木渚featuring森田真奈美〜


恥の多い人生を歩んできたから、
歩んでいるから、余計投げやりに生きてる。
自分でもその自覚はある。
自分を大事にするって、どういうことなのかわかんない。
当たり前に生きることすら難しい。
女であることはもっと。
やめちまおっかな〜、人生も女も。
今日、空飛んじまおうかな。

…そんな夜を、薬の力で超えて
疲弊しきった心に、やって参りましたよ
Billboard LIVE Yokohama 6/11
Billboard LIVE OSAKA 6/18
両方昼公演。
これがあるから生きてたみたいなとこある。


まぁ若干のトラブル(まだ全然許してません)もあったけど
横浜公演、登場したなーちゃんを見た瞬間…

いや脚なっっっっっっが!!!!
はぁ?美の暴力なんですけど。
私の推し、今夜絶対世界で1番美しいやん。

…そんな気持ちになりましたね。←
ちょっと意味わかんないくらい可愛い。
そして歌い出す、美しい。かっこいい。ジャズってすごい。
そして歌を聴きながら思い出す。


個性が変にとがってるくせに繊細だった子供時代

何度肌に触れても、何も知ることが出来なかった人。

あの人の、残酷ささえ好きな事。

嘘つき、と笑うことでしか伝えられない愛。

堂々巡りの人生、どうしようもない寂しさ。

最後に自分の人生に蹴りをつけるのは自分しかいないこと。

何に裏切られ、何に悪態をついても
生きることからは逃げられないこと。




まぁここに羅列された事たちからわかるように、恥の多い人生です。
だけど黒木渚の歌は、私を否定しない。
過去も今も未来も犯してきた、
これからも犯すだろう裁かれない罪たち。
それに対して業として背負わされた孤独。
そういう濃縮された毒の部分を、揺さぶってあやして、寝かしつけて、寝顔を眺めて愛おしそうに微笑んで、額にキスをする。
そういう抱き方をしてくれる。
奥の方で膿んで混ざって、掻き出せなくなった劇物を、黒木渚だけは優しく溶かして吸い出してくれる。

なーちゃん、ごめんね。
私なーちゃんが居てくれないと、多分歩けない。
なーちゃんが居たってフラフラしながら歩いてるんだもん。
いつまでも、私からギリギリ見える位置で明かりをともして。
こっちだよって笑って。

この世にたった1人、私の偶像。
なーちゃん、私の目印を辞めないでね。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?