そして一年

コロナ禍。世の中は様変わりした。
自らはどうだろう、なにか変化しただろうか。
年末、認知行動療法を取り入れたコーチングを数回受けてみた。脱線するが昨年も年末にセミナー受講しているのは、年末になにかしたくなる傾向があるのだろうか。
コーチングは事前一括払いで自分にとって決して安い金額ではなく、思い切った投資だった。
結果から言うと、失敗だった。
コミュニケーションが取れないのだ。発言をことごとく否定される。否定された気持ちになるので発言できないと伝えても、それは聞く側の解釈であり事実を述べていると切り捨てられる。こちらの発言は自己正当化のための詭弁であるとされる。
コーチの言うことが正であり、それにそわないものは誤とし、受け入れるまで執拗に責め続ける。事実を捻じ曲げているとまで言われた。こちらの主張は省庁の認めるものであり、コーチが浅学なだけなのだが、該当URLを伝えるまで非難は続いた。それに対する言及はなく、無視である。
保身のための嘘をつく人間と相手から決めつけられた状態でコミュニケーションを取るのは困難だ。そして、嘘つきと決めつけられるのは不愉快だ。
よって、途中だったがやめた。返金保証と謳っていたがあの様子では言い争いになるだけだろうと思いお金は諦めた。
失敗の原因は、違和感を放置したことだ。会話が噛み合わないと感じつつもそういうやり方かもしれないと自分を納得させようとしていた。第一印象を信じたほうが良い場合もあると学んだ。
不愉快という感情、自分を信じる気持ち。ただただ消えたかった一年前と比べて人間らしさを取り戻してきているように感じる。塞ぎ込むこともまだあるだろう。気落ちして動けないこともまだあるだろう。しかし、わたしはここにいる。自分の弱さを知り受け入れつつここにいる。まだ道は続く。
ここまで読んでくれてありがとう。見てくれてありがとう。またいつかお目にかかれるまで。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?